チルのすゝめ♨

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都内近郊のおすすめ穴場サウナ(2.巣鴨湯)

こんにちはyuです。都内在住・サウナ好きの私が「都内近郊のおすすめ穴場サウナ」と題し、スパ体験をお話させて頂きたいと思います。今回は「巣鴨湯」さんに行った感想を勝手ながら紹介します。

流行×古風のハイブリッド銭湯

東京都豊島区、昔懐かしいトラムに揺られて庚申塚駅から徒歩1分。シルバーな雰囲気あふれる巣鴨の街にひっそりと佇む「巣鴨湯」。料金はサウナ利用料込みで950円、昭和風情漂う街に寄り添いながらも、流行の最先端を走るハイブリッド銭湯です。

工夫あふれる最先端設備に和が調和した施設

向かう道もまた風情。近年めっきり減った路面電車”さくらトラム”に乗りながら目的地へ到着。2022年10月リニューアルという事もあり、木目調にデザインされた非常にきれいな外装。

外観 何度か訪れた際に撮らせていただきました。

早速入口には男性サウナ規制中の表示があり人気ぶりが窺える。看板を横目に入室すると、待合室には役所の”あれ”のようなシステム。どうやら受付でもらった番号札を握りしめて順番を待つ仕組みの様だ。”せっかくのサウナなのだから、ととのい難民を生み出すことなく楽しんでもらいたい”という配慮からなのか。そしてここには素晴らしい工夫があった。

巣鴨湯のシステムはオンサイトで待つ必要がなく、混雑状況をリアルタイムで各自の情報機器端末からアクセスできる、まさしくIoTを駆使した最先端トレンド。待ち時間はスマホで確認しながら巣鴨めぐり等、自由度が広がる。

この後のサ飯は何にしようかな?と待ちブラしているとあっという間に順番が回り、いざ入湯。まず驚くのが脱衣場から浴場内部の床が全て琉球畳で覆われていること。

巣鴨湯公式Xより

筆者は以前、下呂温泉郷で有名な旅館”下呂温泉 小川屋”さんへ訪ねたことがあるのだが、その一面畳張りの浴場に天然温泉が湧いている姿に感銘を受けた。広さこそ違えど、まさしくそれを思い出させるような素晴らしい浴場。これだけでも訪れた甲斐があったものだ。

内部の施設はサウナ、水風呂(16℃)、美泡風呂(30℃)、シルキー風呂、内露天、電気風呂、ジェット(座、寝)、外気浴(男)、立ちシャワー、かけ湯、ボディードライヤーと充実のラインナップ。中でもボディドライヤーは他の銭湯ではまず見ない設備。毎度湯上りに身体を拭くのが煩わしいと感じていたが、これを使うとタオルドライの必要ほぼなし。着眼点に脱帽。

肝心のサウナだが収容人数10名程度、毎時20分ごとにオートロウリュがあり100℃は優に超す。ロウリュのタイミングになるとダウンライトがサウナストーブに当たり、静寂の中蒸気が身体を包み込む。是非とも体感してもらいたい極上のサウナ。十分に蓄熱された後の水風呂までの導線もスムーズ。16℃の軟水が身体を包み思わずため息がもれる。

巣鴨湯公式Xより

そして、筆者が最も押すポイントの外気浴。畳張りの床は季節通して足に親切。冬場の床の冷たさとは無縁の設計だ。外気浴スペースにはインフィニティチェアーが2脚も完備されて、加えてその他のイスも腰掛が長いタイプ。天井が吹き抜けとなっており、イスに頭ごと寄りかかり天井を見上げる心地よさは天下一品。一度本施設の外気浴を体験してしまえば、他の施設では物足りなくなってしまうほど。サウナ、水風呂、外気浴とその全てにかなりのこだわりを感じる。”ととのい”に対しての情熱がなければこのような設計に到底たどり着けない。素晴らしいの一言。

 

巣鴨湯公式Xより

施設を利用した感想

恒例となりますなりますが、私が考える良いサウナ施設の観点3つを基準にレビューをしていきたいと思います。

  • サ室&水風呂の質
  • 混雑状況及び導線
  • コスパ

1点目のサ室&水風呂について、外気浴も含め”ととのい”に焦点を当てると全施設で№1と断言できます。まず、サウナですが収容人数こそ10名と少ないですが、やはり入場規制をしているだけあり、オートロウリュのタイミングでも待ち時間もなく、焦らずに広々、自分のタイミングで入ることが出来ます。オートロウリュでは最上階で100℃を優に超える蒸気を味わう事ができ、ロウリュの量もドバドバいっぺんに入れるだけが能でなく、細く長くと、しっかり身体に染み渡るように調整されています。”じわじわなのに激熱”という不思議な感覚です。十分に蓄熱された後の水風呂は軟水のなめらかな地下水。16℃と丁度良い水温で十分にクールダウンした後、上部が吹き抜けになっている外気浴でひとととのい。最高です。

2点目の混雑状況及び導線について、下手に収容するより入場規制し導線を確保している点がとてもありがたい。その結果、上記の通り”タイミングを考えずに自分のペースでととのう”を体現出来ていると思います。筆者は水風呂の後、外気浴スペースの混雑具合にソワソワしてしまう事が多々あるのですが、巣鴨湯では必ず背もたれが高いイスに座れるという安心感。気持ちの面でも質の面でもととのいを後押ししてくれているような感じがします。

3点目のコスパについて、銭湯料金500円に加えてサウナ料金450円。特別コスパが良いという事ではないですが、いつでも”ととのい”を提供できるよう入場規制をかけながら運営していることを鑑みると、たった1,000円でおつりがくるのはありがたいのではないでしょうか。

まとめ

今回紹介させていただいた「巣鴨湯」は、最新設備を兼ね備えながらも、古風な文化も取り入れたハイブリッド銭湯で、その”ととのい”を計算つくされた導線から人気ながらも、IoTを用いて混雑しない工夫がなされている「都内近郊のおすすめ穴場サウナ」です。これからも同様に様々な施設を紹介していきますので引き続き覗きに来てくれると嬉しいです。

それでは(@^^)/~~~

sugamoyu.com

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