都内から行く温泉コスパ旅行(12.四万温泉編)
こんにちはyuです。都内在住・純温泉好きの私が「都内から行く温泉コスパ旅行」と題し、家族との"激安湯めぐり旅行"の記録を残すための日記となります。今回は「四万温泉」に旅行した経験を記します。
- 伊東園グループの格安バスツアー
- 1湯目、「御夢想の夢」
- 酒呑処、「ヤマザキショップわしの屋酒店」
- 観光、「四万川ダム」
- 2湯目、「伊東園ホテル四万」
- 夕食、「伊東園ホテル四万 バイキング」
- 遊戯、「カラオケ」
- 3湯目、「再訪 御夢想の夢」
- 観光、「スマートボール」
- 4湯目、「積善館」
- 昼食、「ハンバーガー」
- 酒呑処、「再訪 ヤマザキショップわしの屋酒店」
- サ活、「SHIN 湯治 HOTEL LULUD」
- 5湯目、「再再訪 御夢想の夢」
伊東園グループの格安バスツアー
伊東園ホテルの激安ツアーがある。伊東園グループが手配する専用バスで、上野駅から群馬県にあるグループ系列の旅館に立ち寄りながら向かうというもの。伊香保を経由しながら終電四万温泉まで休憩を挟みながらおよそ5時間半。少し時間はかかるが、上野駅から座っているだけで到着するため、交通の便・タイムスケジュールを全く気にしなくて良いのがとても楽だ。
1湯目、「御夢想の夢」
14時半に宿に到着。まずはチェックインを済ませて荷物を整理してから外へ向かう。
伊東園ホテルは四万温泉の中でもかなり上流に位置しており、中心街から少し離れたところにある。一通りの共同浴場は巡ろうかと思っているのだが、宿の立地も相まって、一番回収が難しそうな共同浴場へ向かうことができた。

四万温泉発祥の地、御夢想の夢である。源泉100%掛け流しの名湯だ。



湯口の横にひつじさんがくっついていて、ミネラル豊富なのが分かる。時間帯なのか、程よく加水されており非常に入りやすかった。先にご入浴されていた地元のお爺様と観光で来ていた大学生くらいの男の子の2名が談笑しており、お邪魔する形となった。お爺様から入り方のレクチャーを受けたのだが、湯を頭からかぶるというもの。ドライヤーが無いので避けたいとこであったが、大学生が頑なにやらなかったからだろうか、期待の眼差しでこちらを見ている。断り切れずに旅行初っ端から髪を濡らす事となった。私は童顔なので、よくお爺様から孫のような感覚で色々教えて下さることがある。こちらは観光客なので、ご厚意には多少不本意でも受け止めることにしているが、それにしても大学生。彼が私の脱毛済みの局部を見て中学生・高校生くらいに見えたのか、「暑いよね、よく頭から被ったね」とタメ口使ったことだけは絶対に許さない。
酒呑処、「ヤマザキショップわしの屋酒店」
妻に濡れた頭の説明をしながら、中心街方面へ川沿いを下る。道中、河原へ降りられるところがあり、近くまで寄る。

鮮やかな青色と迫力満点な滝に思わず道草をしてしまった。後に立ち寄ることになるが、上流のダムはここ以上に青々していて圧倒されるという。
今回立ち寄るお店は酒屋のヤマザキショップ。珍しいのはクラフトビールがタップで飲めるというとだ。これが本日の1番の楽しみである。


クラフトビールは季節毎にタップが変わるらしい。樽生のクラフトビールを贅沢にそのまま提供してくれる。というのも、宿の近くにクラフトビール酒造所があり、そこから鮮度抜群のままここまで提供されるのだとか。いくつか四万温泉の地ビールがある中で、青梅サワーエールとセッションIPAをその場で頂き、晩酌用の瓶ビールもいくつか購入した。

お店の外にはわんちゃんがポツンと展示されている。番犬らしいのだが、あまり人に興味がないご様子だ。犬に挨拶をして後にした。
観光、「四万川ダム」
千と千尋で有名な積善館に行こうとしたのだが、日帰り入浴時間が過ぎていた。明日に再訪する事として、日が暮れるまでに四万ブルーで有名なダムを見ておくことにした。
四万温泉郷の最上流に位置する四万川ダムまで向かう経路は、傾斜がかなり厳しい。普通は車で向かうのだろう。15分程度ではあったが、本格的な登山のような険しさだ。息を切らしながらなんとかダムの上まで到着した。


これが人工物というのは理解はできるが、デカ過ぎて頭の処理が追いつかない。下を見ると脚がすくむ。「携帯落としたらまず帰ってこないなぁ」と、スケールの大きさと裏腹に大した感想も出てこなかった。それにしても絵の具のような青。SAPなどしたら楽しそうなので、次回訪れる際は取り入れたいところだ。
2湯目、「伊東園ホテル四万」
17時をまわり、辺りも暗くなっていったところで宿に戻った。ホテルのチェックインの際に1時間無料のカラオケを予約していたのだが、空室が10時からだったため、それまでにお風呂と夕食を済ませることにした。


循環・塩素ありのため、塩素臭はやや残るものの、湯口の横から小さなホースで源泉100%が常時追加されている。浴槽も清潔で、温度も熱すぎずちょうどいい。湯口付近に留まるとそれなりの鮮度感を味わえる。ホースから直接桶に湯を溜め、掛け湯する事で、上がり湯を純温泉に上書き出来た。
夕食、「伊東園ホテル四万 バイキング」
いい感じに温泉を身に纏い、夕食のバイキングのへと向かう。

寿司、タンドリーチキン、唐揚げ、天ぷら、刺身、串カツ、、、全てが網羅されていてついつい取り過ぎてしまう。なんと、お酒も飲み放題。地酒の日本酒は3種類から選べて、生ビールはジョッキをサーバーに装着して自ら注ぐ方式。もちろん飲み放題。お腹いっぱいになっても、夕食の時間ギリギリまで生ビールを飲み続け、これだけでかなり元が取れている気がする。
遊戯、「カラオケ」
最後は〆のカラオケ大会。妻と二人にしてはあまりにも広い。やや防音が弱いので、外に漏れることは覚悟したほうがよい。

すっかりホテルを満喫して眠りに着いた。
3湯目、「再訪 御夢想の夢」
一番風呂の純温泉に浸かりたい。9時の開放に合わせて御夢想の夢へ再び向かった。数分前に着いたのだが、まだ空いておらず外で待つことに。朝一は誰もいないと思っていたが、2、3名の方々が同様に開放待ちであった。係の方が開けにくるのかと思いきや、自動施錠らしく、9時ぴったりに鍵が開いた。意外にも最新の仕様だ。
朝一の温度はかなり熱い。足の爪が剥がれそうな温度だ。地元の方がおり、加水を許してくれそうにない雰囲気だったため、ほぼ火傷しながら入浴した。一番風呂を楽しみにしていたことも相まって、やせ我慢大会になってしまったことが悲しい。
観光、「スマートボール」
朝9時半から、スマートボールを楽しめるお店が開店する。柳屋遊技場さんへお邪魔した。

レトロなゲームを楽しめるお店で、スマートボール初心者の我々に、遊び方を手取り足取り教えてもらった。持ち玉を購入して、得点の高い穴を狙って打ち込む。台によっては確変の穴もあり、そこには入ると出玉が数倍になる仕様のようだ。要はパチンコの原型のようなものだ。私は3分程度で全滅したが、妻の引きが強い。10分程度隣で延々と実況していた。なんだか負けた気がするので次はリベンジしたい。
4湯目、「積善館」
昨日回収しそびれた積善館は10時から日帰り温泉が始まる。今回の旅の目的地といっても過言ではない。天然のサウナと、源泉100%の純温泉が味わえる究極のスポット。それでいて建物は鄙びていて風情を感じる。千と千尋の神隠しのモデルというのも頷ける。



もちろん源泉100%掛け流しの純温泉。手前の浴槽が一番広くてぬる湯。奥の方は浴槽が狭くなっており、温度も高く、新湯の新陳代謝も早い。浴槽が複数に分かれているので、好きな温度の浴槽、独泉出来る浴槽と、好みの所に移動できる。向かって右側には温泉蒸気を利用した低温サウナもある。蒸し風呂の要領で内部が温まっている。タイルで出来た椅子に座って楽しむのだが、タイルは温泉の熱で暖かく、岩盤浴なようにジワジワ温まる感覚を味わえる。残念なところといえば、サウナがあると言うのにドライヤーが無いところだ。女性は気をつけた方がよい。40分程度だったか、歴史ある温泉をじっくり楽しんだ。
昼食、「ハンバーガー」
時刻は11時半。そろそろお腹も空いてきた頃合いだが、下調べでどうしても食べたいハンバーガー屋さん"ジュピターズキッチン"にお邪魔した。

見るからに美味そうなのは言うまでもないが、ジャパンハンバーガーチャンピオンシップ2024にて日本3位の実績らしい。これがどれ程の規模でどこまで価値がある受章なのかは分からないが、2000円程度でかなりの分厚さ、文句のない食べ応えと、ジューシーさに感動した。
酒呑処、「再訪 ヤマザキショップわしの屋酒店」
ハンバーガーをいったら、クラフトビールが恋しくなった。初日に続いて、2日連続ヤマザキショップにピットイン。2日目はかなりの快晴で、青空の下、昼から飲むクラフトビールはたまらない。初日とは別々の一杯、柚子エールと四万温泉ホップをそれぞれ頂いた。

サ活、「SHIN 湯治 HOTEL LULUD」
伊東園ホテルから下流に歩く間に、たまたま通りかかったサウナ施設を発見。1枠貸切で80分2000円、たまたま当日予約が可能だった。バスの時間が14時半となっていたため、お昼の後の隙間時間に予約しておいた。




リノベされたとても綺麗な施設。水風呂もサ室もかなりい広い。リクライニングチェアーも付いていて、外気浴スペースは大自然の中。開放感がすごい。サウナは80℃くらいでじんわり暖かい程度。温度は少し物足りなく感じたので、湿ったタオルを湘南乃風の如く振り回す"セルフ熱波スタイル"で3回転ほど楽しんだ。
5湯目、「再再訪 御夢想の夢」
サウナも楽しみ、全て楽しみ尽くした。しかし、バスを待つまで15分程度残っている。最後は純温泉を身に纏って帰りたく、5分だけ湯に浸かり、穢れを落としてバスに乗り込んだ。
都内から行く温泉コスパ旅行(11.月岡・新津・咲花編)
こんにちはyuです。都内在住・純温泉好きの私が「都内から行く温泉コスパ旅行」と題し、家族との"激安湯めぐり旅行"の記録を残すための日記となります。今回は「新潟県(月岡・新津・咲花)」に旅行した経験を記します。
- 観光、新潟駅周辺
- 昼食、「とんかつ政ちゃん」
- 1湯目、「新津温泉」
- 2湯目、「咲花温泉 柳水園」
- 夕食、「函太郎」
- 夜食、「バスセンターのカレー・みかづき」
- 3湯目、「月岡温泉」
- 昼食、「蒲原ラーメンきぶん一」
- 酒呑処、「月岡ブリュワリー」
- 4湯目、「新発田温泉 あやめの湯」
観光、新潟駅周辺
早朝、上野駅から新幹線で新潟駅へ向かう。9時に到着し、まずは腹ごしらえ。新潟と言ったら米処。地物は出来るだけ楽しむのが旅行の嗜みというか作法となっている。新潟県産コシヒカリを使ったおにぎりがあるようなのでバスセンターへ早速買いに行くと、何やら隣の店がやたら行列になっている。そば屋さんと書いているが何故か早朝からみんなカレーを食べている異様な光景。不思議な顔して隣の「寿屋」さんで筋子おにぎりを買って食べながら次の目的地へ向かう。

今回は温泉だけではなく、ちゃんと旅行らしいアクティビティを用意している。

「今代司」という日本酒造場で工場見学だ。事前予約必須かつ、新潟駅周辺ということもあり、温泉巡りの前に伺うこととした。



実際に醸造しているタンクを見ると中々迫力がある。昔ながらの桶はすっかり展示用になっているが、歴史を感じる。この後に試飲コーナーがあったが、食中酒によさそうな淡麗辛口から、最近流行りのフルーティーな味わいのものもあった。それにしても、ビンのデザインやら、SNS活用、電子決済対応など、インバウンドや若者層へのアプローチが上手く、結構戦略的に酒造場運営をされていると感心した。
新潟駅構内にあるCoCoLo新潟店のHappy Shopへ向かう。ここは亀田製菓さんのハッピーターンが食べれるお店。しかも店内で焼き上げ、粉をまぶした状態で提供される。ライブクッキング形式だ。

ハッピーパウダーが味の決め手らしく、たくさん振りかけて食べる。白くてハッピーになれる粉という意味なのだろうが物騒なネーミングだなと感じた。
昼食、「とんかつ政ちゃん」
ぼちぼち昼の時間となったため、新潟駅周辺のお店で済ます事とした。

新潟名物、タレカツ丼とほこりでぱしゃり。「とんかつ政ちゃん」さんの定食を頂いた。甘めのタレとサクサクなカツが良く合う。枚数も多く、セットがボリューミーでお得。妻が残した分も平らげた。
お昼を済ませたので、湯めぐりを始めることにする。新潟には泉質も場所も様々な温泉地がある。車でまわるのが便利なのだが、前回の長崎旅行で運転に対し私があまりいい思いをしなかったため、電車で行く事を強く勧めた節がある。電車の本数に限りがあるためかなりタイトな旅となる。
1湯目、「新津温泉」
初回は温泉マニアの中で究極の油臭として有名な新津温泉さんへ向かう。新津駅に到着し、温泉へ向かい、駅に戻るまで猶予「40分」である。新津駅からは歩いて20分程度。これは普通に行っては間に合わない。妻が起点を効かせて新津駅をリサーチすると、どうやらレンタルサイクルをやっているみたいだ。おばさま達にお声がけして2台借りると、妻の方の自転車の空気がまともに入っていない。だが、空気を入れている時間も惜しい。自転車へ跨り強行突破を選んだのだが、妻が私の後ろを必死に立ち漕ぎで追いかけており、息切れしている。どちらがタイムロスだったかは分からないが、兎に角無事到着。


自転車を駐車場の小屋の前に停めようとしたら、受付の方に「そこは危ないから」と。小屋の脇が間欠泉になっていて、たまに温泉が噴き出すらしい。見てみたかったものだ。


受付を済まして赤いカーペットを進むと強烈な油臭を漂うコバルトブルーの浴槽がポツリ。独泉ときた。時間が惜しいので、さっさと服を脱ぎ捨て掛け湯をして入浴。湯口はネットでカバーされており、新湯が特に強烈な臭いを発していた。10分そこらしか入る時間がなく、後ろ髪引かれながら素晴らしい湯を後にした。汗まみれになりながら、妻が出てくるまで2.3分受付の方と談笑したのだが、休日は温泉マニアなのか東京からの来訪者が多いそうだ。私もその一人。次来る時は30分は浸かりたい。
2湯目、「咲花温泉 柳水園」
新津温泉から爆速で自転車を漕いで新津駅へ戻る。駅のおばさま達にお礼を行って、実家に立ち寄ったくらいの勢いで自転車を置いて行った。無事5分程度の余裕を持って定刻の電車に乗り込めたのだった。(ここでやっと新津温泉を振り返ることが出来たのだが、やたらと肌がサラサラしており、温泉成分をこれだけ分かりやすく感じられる珍しい極上湯であった。)
1時間程度電車に揺られる。本数も少ない単線なので、ICが使えない。バスのような形で車掌に料金を支払うのか、降りた先で精算するのか、訳がわからない。咲花に着くと、車掌に通されて支払いせずに下車。そのまま支払いが発生せず、「お支払いしたいなぁ」という気持ちを持ちながら温泉地に到着した。
しかしながら咲花温泉はとてもじゃないが観光客の活気が感じるような街ではない。静かで鄙びていて、人を選ぶ側面がある。我々にとっては好都合なのだが、食べ歩きや湯めぐりには適さない。唯一日帰りを受け入れてくれていた「柳水園」さんへお邪魔した。



加水・加温・循環・消毒無し、硫黄が香る翠色の綺麗な純温泉。泉質は素晴らしいが、硫黄成分からなのか、壁面はボロボロになっている。また、温度は体感44℃程度で中々の高温である。休み休み、身体にしま込ませるように湯治。美しい湯であった。
初日に全く異なる2種類の極上湯を堪能できたので、非常に満足した。夕食を求めて帰路に帰る。
夕食、「函太郎」
ローカル回転寿司を探すのがいつもの旅行の定番となっているのだが、近くにそれらしきものがない。ここは新潟とはあまり関係ないが、いつもは行かない函太郎で軽食を済ますことにした。

特に言うことはないが、そこそこ値が張る寿司はうまい。数勘食べてお勘定をいただいたのだが、これは夜食にお腹を残しておくためである。
夜食、「バスセンターのカレー・みかづき」
宿のAPAを拠点として、夜食を集めて部屋で一杯やろうという算段だ。ここで朝の伏線回収となる。バスセンターにあったやたら長蛇の列は「万代そば」さんの有名なカレーらしい。テイクアウトで購入。同じ万代にある「みかづき」さんにも伺い、ナポリタンをテイクアウトで購入。そこらで地ビールも買って、究極のB級グルメパーティーと洒落込むこととした。




APAの大浴場で軽く汗を流してから夜食を頬張ったのだが、風呂上がりも相まってカレーが美味すぎる。まさにコクの爆弾。一口食べてからずっとこの味が忘れられない。みかづきのナポリタンは太麺の焼きそばのようなモチモチ食感。なんだこの食べ物は。新潟のB級グルメのレベルの高さに脱帽である。数ある旅行先のグルメを頂いてきたのだが、新潟はこの手の比較で頭ひとつ抜きん出ている。お腹も心も満たされて、幸せな一日となった。
3湯目、「月岡温泉」
チェックアウトして月岡温泉へ向かう。新潟では有名な観光温泉街である。車がないとアクセスが難しいのだが、工夫すれば行けてしまう。まずは新潟駅から鈍行で新発田駅へ。

下車したら今回の旅行2度目のレンタルサイクル。ただし、1度目と違うのは空気がしっかり入っていると言うことと、電動自転車であると言うことだ。10km近くはあるので30分ほど漕ぐことになる。春秋でないと出来ない芸当だと言うことは付け加えておく。

雲ひとつない青空の下、両側が畑の中を延々と進んでいく。上の方ではトンビが旋回していて、誰ともすれ違うことはない。ツーリングが趣味の人はこんな気持ちなのか。25kmくらいのスピードを保ったまま漕ぎ続けると、徐々に地平線に集落が見えてくる。旅館が沢山集まり、活気がある街並み。あっという間に月岡温泉郷に到着した。
先ずはXの温泉マニアさん達が絶賛している湯から優先して訪ねることにした。ひとつ目は「ゲストハウス大洋」さん。お伺いしたら"お電話にてお呼び下さい"との張り紙があったためコールすると、女性の管理人さんが対応してくださった。すぐに家族風呂を頂いた。



月岡温泉には源泉掛け流しの温泉がないと聞いていたので少し甘くみていた。やや黒っぽい色で硫黄と油臭が混ざったような独特な臭い。源泉は循環しているようだが、湯船には掛け捨て。気持ち良いくらい湯口からはドバドバ。やはり入ってみないことには温泉の良さは分からない。事前調べを超えてくる愉しさも旅の醍醐味だ。
昼食、「蒲原ラーメンきぶん一」
1時間ほどゆっくり家族風呂を堪能し、お腹も空いてきた。月岡温泉街で人気のラーメン「蒲原ラーメンきぶん一」さんへ訪ねた。平日の11時半過ぎくらいだったのだが、現場の作業員さんや地元の人などが集まり、列になっていた。程なくして席に案内され、人気の肉ラーメンを注文。


肉のボリュームがすごい。これで1000円を割っているのだから、コスパ最強である。着丼して1分ほどで替え玉の有無を聞かれたのだが、流石に早すぎる。これが回転率の秘訣なのかもしれない。もちろん替え玉を頼んで、後悔しながらもすごい量を平らげた。
しばし休憩のため、街を散策。日本一まずいと噂の飲泉処に立ち寄った。味はゆで卵をお湯で濾したような感じ。持ち帰る気も起きない。

30分くらい消化の時間を空けてから、月岡最後の湯を頂く。



日帰り入浴で「したしみの宿 東栄館」さんにお邪魔した。緑茶のような薄緑色で硫黄の匂いがする。外は日がよく当たり、気持ち良い。ほぼ独泉で、月岡温泉らしい湯を頂いた。
酒呑処、「月岡ブリュワリー」
湯上がりの小休憩。東栄館さんを出てすぐのところにクラフトビールの看板が出ている。おしゃれな外観に吸い込まれるように入った。


IPAとpale aleだったか、妻とシェアしながら2杯頂いた。極上湯の後にこんな素晴らしいクラフトビールを頂けるなんで贅沢の極み。旅行先と言う環境も相まって、クラフトビールを飲んだ思い出は美化される。月岡の締めに相応しい一杯だった。
4湯目、「新発田温泉 あやめの湯」
新発田に戻り、最後は地域温泉「あやめの湯」さんへ訪ねた。畑仕事を終えた地元民と思われる方々が続々と訪れていた。

こう言う温泉こそ、旅先で拾っていきたいのだ。中は広々大浴場がひとつ、洗い場が壁側に並ぶ、至って普通の構造。浴槽は常にオーバーフローしていて、新湯の入れ替わりが早くて新鮮。最後の新潟の上がり湯としては、身体も洗えてスッキリ。入りやすい湯でとても良かった。


新発田から新潟へ戻り、帰路へ。最後のお土産は当たり前のようにバスセンターのカレーを2つテイクアウトして新幹線へ乗り込んだ。
1泊2日これでもかと、新潟の温泉を楽しみ尽くしたタイパ・コスパよしの大満足の"激安湯めぐり旅行"であった。
都内から行く温泉コスパ旅行(10.鳴子・東鳴子編)
こんにちはyuです。都内在住・純温泉好きの私が「都内から行く温泉コスパ旅行」と題し、家族との"激安湯めぐり旅行"の記録を残すための日記となります。今回は「鳴子・東鳴子」に旅行した経験を記します。
キュンパスで「鳴子温泉郷」
1万円で日帰り温泉旅行と聞くと、高く感じるかも知れない。しかし、それが東京→鳴子となればどうだろうか。平日JR東日本乗り放題「キュンパス」は旅の幅を広げる。

上野から古川まで新幹線で2時間半。そこから鈍行で揺られて10時に鳴子温泉に到着。たった3時間程度、アクセスが兎に角良い。鳴子温泉駅はホームから既に硫黄の匂いが漂う。この日の鳴子は一面雪景色だ。


今日は鳴子・東鳴子を徒歩で巡る。この地域の温泉は全て掛け流しで、泉質も全く違う。まるで温泉テーマパーク。日帰り入浴の時間を下調べし、効率よく湯巡りをしていくことが重要だ。
1湯目「ホテルたきしま」

鳴子温泉駅から徒歩10分、外観は寂れていて、正直いい温泉が沸いているとは想像し難い。温泉マニア曰く、かなりの実力派らしく、最初に立ち寄ることにした。
受付にはおじいちゃんが1人。下調べ済み故、とっとと湯に浸かりたいのが本心だが、たきしま温泉の効能について、おじいちゃんの有難い実演付きご高説を10分聞くことになった。我ら夫婦、童顔からなのか、親切心で0から100まで教えようとしてくれることが良くある。とりあえず相槌だけはちゃんとして、温泉に送り出してもらった。


薬湯と呼ばれる貸切風呂がある。薄暗い半地下の浴槽だ。かなり高温な源泉を加水で冷ましている。有機溶媒独特の匂いが漂っている。岩壁の向こう側は洞窟のような空洞となっており、源泉蒸気がモクモク。浴場がミストサウナのようである。この風呂、異常に熱い。一気に温まり、強い効能を感じた。
せっかくなので、通常の男女別浴場も頂く。


薬湯とは別の源泉を使用しているそう。女性側はほとんど温度調整されてないよう。激アツオーバーフローで歩くのが大変らしい。男性側はぬる湯でいつまでも浸かってられる。
食堂「ゑがお」の昼食
かれこれ1時間程たきしまを楽しんだ。12時前に昼食を取る。

山菜きのこ蕎麦が名物らしい。それと、親子丼を注文した。ついでに愛猫ほこりさんも映しておいた。


たきしまの温度に体力を相当持ってかれて、腹が減っていた。湯上がりのご飯はなんでも美味しく感じる。正直、想像した通りの味だったが温泉によって仕上がっていたため大満足。
2湯目「砂善旅館」
鳴子の湯を回収できたので、次は東鳴子へ。鳴子から20分程度歩いたか。徒歩で回れるのも魅力である。砂善旅館へ立ち寄った。

受付では、おじさまおばさま方が談笑していて、だれがオーナーか良くわからない。とりあえず、湯巡りシールを渡して湯に浸かる。ちなみに、こちらは看板猫が有名だが今日は留守のようだ。



混浴の鉄鋼泉と炭酸泉2種類を同じ浴場で味わえるという珍しい仕様。ひょうたん形の方が温度が高く、炭酸がかなり痛い。左はぬる湯で刺激も少なく、暫くこちらに浸かっていた。この時は独泉であったが、正直混浴は苦手で、誰も来ないことを祈っていた。ソワソワして楽しめない。泉質は素晴らしいので後ろ髪引かれながらではあるが、男性の浴場へさっさと移動した。


また源泉が異なるらしい。3つの湯に入れるのでお得な気分。先ほどの2湯は強めの油臭と真っ黒な色が特徴的だったが、これは茶色で薬品のようなモール臭。かなり広めの浴槽からオーバーフロー。また、なぜか椅子と桶が虎柄である。阪神タイガースファンなのか?
甘味処「喫茶と土産 YON」
やや湯疲れしたので休憩に入る。いさぜん旅館の目の前にある"おみやげの店なるみ"に併設された喫茶で甘味を頂く。

地物の乳製品を使用したお菓子。チーズケーキとプリンを選んだが、非常に濃厚である。特にチーズケーキが気に入った。愛猫ほこりさんは乳製品に目がないので、家で食べたら横取りしてくるだろう。牛乳は注がれる直前まで牛乳パックに入っていた。注文して注ぐだけなので原価との差額が場所とお酌代かな?と。カフェはそういうものだと自分に言い聞かせた。
3湯目「馬場乃湯」
休憩後はどうしても妻と炭酸泉に入りたく、Xで東鳴子周辺の温泉を探す。東鳴子から少し孤立した川渡方面にポツンと貸切風呂が一つ。「馬場乃湯」と言うらしい。

こちらは離れの貸切風呂だが、受付は大浴場のある本館である。貸切風呂が空いているかお尋ねすると、我々が遠くから道を歩いているところを窓から目撃されていたらしく、待ってましたと曰わんばかり。事務所内でおばさま達が、うちに来るのかな?と談笑していたみたいだ。おばさま達のエンタメコンテンツとなれて何より。それはそれとして、貸切風呂は終了時間15時前の滑り込みセーフだったらしい。時間には要注意だ。


木製の小屋の中にコンクリート打ちっぱなしの浴槽が一つ。当たり前のように源泉掛け流しで、黒湯がドバドバ出ている。ワニのように顔を沈めて水面を見ると、炭酸がパチパチ弾けている。温度はなかなか高く、慣れるまで身体が痛い。高温の炭酸泉なので、長湯できないのが難点である。20分そこらで限界を迎えたが、油臭の炭酸泉と言う希少泉質に感動した。記憶に残る湯であった。
4湯目「旅館 なんぶ屋」
馬場乃湯でかなり体力を消費した。正直もう十分の気持ちではあったのだが、東鳴子で最も温泉マニアのレビューが良い高友旅館の日帰りに行こうと立ち寄った。しかし痛恨のミス。日帰り入浴時間が過ぎてしまった。帰りの時間までまだ少し残っており、上がり湯を探すことにした。とりあえず、鳴子御殿湯駅の方面に歩きながら探すことにしたのだが、我々を扇動するように野良猫が先を歩いている。とりあえず猫を見たらついて行きたくなるので、ストーキングを始めた。


駐車場に着いたが、そこの旅館は日帰り入浴OKの「なんぶ屋」さん。猫が寄るのであればいい湯であろう。最後は長湯をして鳴子・東鳴子の旅を締める。



男女ともにかなり広い内湯だが、源泉掛け流しの純温泉。素晴らしい。内湯には寝湯があり、また露天もついている。シャンプー・リンス・ボディーソープも完備されており、上がり湯には持ってこい。湯は火薬のような独特の匂いがして中々特徴的である。かれこれ40分くらいはゆっくり堪能し、帰路へ。家で待ちくたびれているほこりさんに猫の話をしよう。
ちなみに、4湯を巡り、効能なのか妻ともども14時間くらいは寝てしまった。鳴子は凄い。
日帰りでこれでもかと、鳴子・東鳴子の温泉を楽しみ尽くしたタイパ・コスパよしの大満足の"激安湯めぐり旅行"であった。
都内から行く温泉コスパ旅行(9.伊東(再訪)編)
こんにちはyuです。都内在住・純温泉好きの私が「都内から行く温泉コスパ旅行」と題し、家族との"激安湯めぐり旅行"の記録を残すための日記となります。今回は「伊東」に再訪した経験を記します。
リベンジの味、支那そば。
一度目の伊藤温泉旅行から半年程度の肌寒い2月、再訪してしまった。なぜなら、1泊2日の宿代コミで1万円を切る激安プランが確約したからだ。いつもの通り鈍行でゆらゆら。東海道線から海をボーっと眺めていくといつの間にか伊東についてしまう。
時刻は13時。伊東駅到着後、一度目のリベンジとしてどうしても立ち寄りたいところがあった。

支那そば”福々亭”。こちらは伊東温泉のグルメでは外せない元祖支那そばの人気店。前回は不定休の休日に丁度当たってしまったため、今回初来訪だった。

あっさり系だが、鶏の出汁なのか、しっかり味を感じる。20代前半まではコッテコテの魚介豚骨が大好物であったが、最近はこういうシンプルで胡椒のよく合うゴクゴク飲める系ラーメンが好み。これから湯めぐりが始まり、失うであろうミネラル分を先に摂取しておいた。
伊東イチの家族風呂「梅屋旅館」
本日最初の湯めぐりといく。伊東温泉は昼時に入れる日帰り温泉が意外と少ない。というのも、純温泉が頂けるような良い施設は宿泊者のみに限られているところが多いからだ。となると、必然的に候補は絞られてくる。

日帰りで貸切風呂をやっている”梅屋旅館”さん。実は前回来訪した際に、目の前のラーメン屋さんに伺ったため、看板は目にしたことがあった。その後、調べてみるとここ”梅屋旅館”さんの泉質は伊東随一ということがわかった。おまけに昼から貸切風呂を解放しているので、これはもう行くしかない。受付に行くと気さくなお母さんが一人で対応して下さった。どうやら全て一人で切り盛りしているらしい。受付まわりには沢山の温泉マニアたちの名刺が貼られており、入る前から既に実力の高さが伺える。快く、貸切風呂へ案内いただきいざ入湯。

シンプル・イズ・ベストを体現したようなタイル風呂。まるで実家のお風呂みたいな安心感。蛇口は二つあり、一つは”塩おんせん”というもので自家源泉の塩化物ナトリウム泉。もう一方が伊東の共有源泉を使用しており、こちらは硫酸塩泉のようだ。二つの源泉をブレンドして注がれる。ただ、残念ながら前年の豪雨の影響で自家源泉である”塩おんせん”が出なくなってしまったらしい。写真で見切れている蛇口の通り、浴槽の外側に向けられている。それでも、伊東の源泉が加水循環消毒なしで贅沢に掛け流しされているだけでも満足ものである。
お宿の「久遠」で貸切風呂。
時刻は15時。1時間ほどゆっくりしただろうか。純温泉を楽しんだ次は、歩いて宿へ向かう。

”久遠(くおん)”。外観は高級感漂っている。さっさと受付を済ますのだが、ここで一番重要なのは貸切風呂の予約である。今回は素泊まりプランとなっているため、夜食に出るまでの数時間を利用し宿の貸切風呂をセッティングした。

中々、高級感溢れていて尚且つ広くて雰囲気良さげである。ただ、入った瞬間強烈な塩素臭が鼻腔を突いた。もはやプールに入っているよう。わざわざ伊東まで行って、温水プールに入りにきたと思うと腹が立ってきた。梅屋旅館の後だけに余計違いがわかる。妻とブツブツ文句を言いながらとりあえず分析表だけ撮って後にした。

分かっていたが、加水循環消毒あり。気持ちを切り替えて夕食へ繰り出そうと思った。
うずわを食べたい。
伊東温泉には食のハズレがない。魚介が兎に角新鮮でどこも美味しい。そして、行きつけのお店がある。

”まるたか”のうずわ定食をいただくのはこれで二度目。伊東に行くと必ず注文する定番となった。以前と違う点があるとすれば、うずわの食べ方である。最後のお茶漬け風が一番うまい。配分によって表情が変わるので食べ飽きない。

静岡おでんは相変わらず魚粉を大量に振ると美味い。

今回初のスイート、いちご大量でお得であった。
宿へ戻り、就寝前にお風呂タイム。貸切風呂ではガッカリされられたが、大浴場については如何なものか。浴場はかなり広く独泉であったが、30人は容易に入れそうで気分が落ち込む。広い浴槽は湯量が豊富でないと新湯注入量が間に合わなく、循環・塩素消毒が強いケースがよくある。香ってみると、温泉らしい香りはあまりしなかったが、貸切風呂に比べると悪くはない。いずれにしても大した湯ではないと分かったので、御法度な平泳ぎをした。”どうせプールの様な湯だから”と。全く褒められるものではない。
インバウンド宿と侮ることなかれ「Ks HOUSE」は実力高め。
前日は純温泉に入ったのは1湯のみ。今日はいい湯に入って帰宅と行きたいところ。

歴史的建造物である東海館に隣接するKs HOUSEさん。外から見ると侘び寂びの雰囲気を醸し出しているのだが、受付の方は若い女性で、宿泊者のほどんどが外国人。上手くインバウンドをターゲットにできているのだと感心した。





朝イチ、わざわざこちらに寄ったのは純温泉が入れるから。認定証もしっかりとっている。実際に入ってみると”ピュアピュア”な温泉で全く癖がない。大きな湯口から大量の湯が注がれ、しっかりとオーバーフローが確認できた。おそらくあまり温泉に入ったことがない方々にとってはつまらない泉質かもしれない。ましてや外国人にこの違いはわからないだろう。「高い金払って日本にまできて、ただのお湯と思ってシャワーのみで出て行ってしまうのではないか。馬鹿な奴らめ」などとプカプカ浮かびながら独泉の優越感に浸り、気が大きくなってしまった。
伊東を散策。帰路へ

Ks HOUSEを後にして、海を散策。海が青い。

鯵の干物に三毛猫。朝の伊東の風景は小説の世界の様。「猫も寄るくらいなんだ。ここの干物は間違いなく美味いだろう。」と、次の来訪時の昼食が決まった。
最後に朝市が催されていたので少しお土産を漁る。伊東のみかんや干物が売られていたので購入し帰路へ。
1泊2日これでもかと、伊東の温泉を楽しみ尽くしたタイパ・コスパよしの大満足の"激安湯めぐり旅行"であった。
都内から行く温泉コスパ旅行(8.嬉野・雲仙・小浜編)
こんにちはyuです。都内在住・純温泉好きの私が「都内から行く温泉コスパ旅行」と題し、家族との"激安湯めぐり旅行"の記録を残すための日記となります。今回は「佐賀・長崎」に旅行した経験を記します。
- 乗り物乗り継ぎ長崎→佐賀へ。
- 1湯目、ハイカラ建造物”シーボルトの湯”
- 嬉野温泉を散策。
- 2湯目、初見はわからない”うらろじ”でサ活
- 長崎へ帰ろう。
- 湯けむりもくもく"雲仙地獄"
- 3湯目、"ちょこっとよかゆ"
- 雲仙ちゃんぽんを食う。
- 105℃源泉、熱い"小浜温泉"
- 天然冷鉱炭酸泉が沸く。
- 4湯目、"YUASOBI"
乗り物乗り継ぎ長崎→佐賀へ。
ANAのツアーモニターで、格安九州旅が出来るらしい。今回は長崎を起点とし、嬉野・雲仙・小浜を回ることにした。
日曜日の朝、羽田からAM8時半にテイクオフ。10時半長崎空港へ到着。長崎空港は一面海に囲まれた埋め立て地となっているため、まずは市街地へ向かう。11時にバスで大村方面へ向かったが、お目当てはローカル回転寿司である。

「若竹丸」というチェーン店が長崎にはいくつか存在している。ここは空港から最も近い大村店。少し早めの昼食として、長崎初の食事を頂いた。


都内の回転寿司だと、ネタの薄さが気になることが多いが、こちらの店舗は分厚く、弾力がすごい。数皿のセット+あら汁を平らげた。新鮮で旨い寿司でありながら、値段は一般的な回転寿司なので、地方に行く際は必ずチェックしている。大変得した気分になった。
店を後にし、嬉野温泉へ向かう。若竹丸から近くのバス停まで徒歩で移動、「試験場」にてバスを乗車し、新大村駅まで向かおうとしたのだが、なんとバスが満員。これを逃したら電車の時間に間に合わないという状況のため、運転手さんに何とかならないかダメもとで頼んだのだが、新大村駅まで10分程度ということもあり、運転席の左側で立っての乗車を許可頂いた。ありがとう運転手さん。

鉄道が好きかと問われればそこまでではないが、乗車当時は開通したてであったため、きっと貴重な体験をしていた。ちなみに「かもめ」というらしい。
10分ちょっとで嬉野温泉駅に到着。駅は温泉の中心街から少し離れており、そこからさらにバスへ移動した。
1湯目、ハイカラ建造物”シーボルトの湯”

最初の立ち寄り湯は「シーボルトの湯」。明治初期のハイカラのような雰囲気が漂う外観。

中は吹き抜けとなっていて、中々新しい。
こちらでは男女別大浴場の他にも家族風呂があるため、後者を1時間貸切することにした。

浴槽はいたってシンプルなタイル式。蛇口から温泉が出てきて、一家族ごとに入れ替えているようだ。湯は無色透明で無味無臭。ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉で弱アルカリ性。嬉野温泉は日本3大美人の湯といわれるほど肌に良いアルカリ性と聞いていたが、こちらの源泉はphは7.71。それほどトロトロではなかった。ちなみに、源泉温度は81℃程度であるため、おそらく加水をしている。どうやら嬉野温泉は源泉温度がどこも高温なようで、それゆえそのままかけ流しが難しく循環するのが一般的らしい。湯をその都度入れ替える家族風呂を選んだのは正解であった。また、塩素臭も気にならなかったので嬉野温泉ではかなり良い立ち寄り湯を選ぶことが出来たと思われる。
嬉野温泉を散策。
1時間みっちりと入浴を楽しんだ後は、温泉街を少し散策。嬉野で有名なグルメとして温泉湯豆腐のお店「平川屋」へ寄った。

こちらでご飯を楽しむこともできるが、日曜日ということもあり、かなりの混雑。1時間待ちである。すぐに入れれば少しご飯を頂こうかと考えていたが、タイムロスが痛い。「正味、湯豆腐なんて味が想像できる」と元も子もないことを言いながら、店頭販売の豆腐2丁とごまだれを購入し退散した。
待ちぶらを続けていると、温泉神社があった。


豊玉姫神社というらしい。なまず様に一例して、良い温泉旅を祈願した。
体の火照りもとれ、2湯目に向かった。

最も楽しみにしていた、嬉野温泉で唯一の源泉かけ流し、嬉泉館。残念ながら本日は日帰りはやっていないらしい。やっている日とそうでない日があるとは知っていたが、根拠の無い自信があっただけにショックがデカい。結局、観光案内所へ立ち寄り、代わりの日帰り温泉を探すことにした。
2湯目、初見はわからない”うらろじ”でサ活
観光案内所で、純温泉がないか伺ったが、やはり無いそう。観光案内所のおすすめで、最近できた新しい施設である「うらろじ」を紹介された。


表向きはチョコレート専門店ということで、観光客で賑わっていた。最初は本当に温泉施設か疑ったが、入浴も快く受け入れてくれた。おそらくこちらに入浴する方は殆どいないのではないか?1時間ほど入浴したのだが、ほぼ独占であった。肝心の泉質は嬉野らしいとろとろ具合だが、どちらも塩素の匂いがキツい。循環なのでしょうがないところだ。



ここの施設の最大の目玉はセルフロウリュのサウナ。ロウリュには名物嬉野茶のアロマ水が使われており、ほぼ個室サウナのようにガンガン炊くことができる。自宅サウナのような使い方をしてしまった。新しい施設を独り占めできる背徳感があった。
長崎へ帰ろう。
嬉野で貸切温泉含む2湯+サウナを堪能でき、初日としては十分な湯めぐりとなった。近くのお見上げ店にて、嬉野茶をいくつか購入し、本日の宿「チサンイン大村長崎空港」へ帰る。※現在は閉業している
嬉野からのバスで、彼杵行きに乗り込む。30分ほどバスに揺られ乗り継いだのは大村線。この電車の景色が素晴らしく、夕日の中海上を走っているみたい。列車も渋い。


偶然にもエモい帰路を楽しみ、宿に到着。ビジネスホテルへの素泊りということで、夜食は近くの店舗で済ませる。


「てんよし」にて天丼を注文。つゆがしみしみで美味しい。梅干しの天ぷらが独特の風味。てんよしでは、店主がカウンター越しに揚げたてを提供してくださり、非常に良い雰囲気であった。身体中に揚げ物臭をまといながら宿へ帰還し、初日を終えた。
湯けむりもくもく"雲仙地獄"
2日目は早朝から大村周辺のレンタカーを借りて雲仙へ向かう。大村周辺は道幅は広く何車線もあるのだが、通勤時間帯ということもあり、結構車が詰まっている。初心者にはなかなか気を張る道のりだ。暫く走らせると、大きな半島がどんどん目の前に近づいていく。麓にに入ると徐々に車は減っていき山らしい蛇行道。
1時間ほどで雲仙温泉に到着すると硫黄の香りがぷんぷん。the温泉街。まずは温泉神社にお参り。


賽銭箱と温泉卵が100円で売っており、その隣に猫様が待ち構えていた。とても人懐こい。どうもここにいると卵を貰えることを覚えて参拝者をナンパしているらしい。賢い猫だ。毛並みの触り心地はたわしのようで、うちの愛猫ほこりとは全く違う。険しい環境で生きているからなのか、そもそもシングルコートだからなのか。
雲仙地獄を散策する。



雲仙地獄の遊歩道が整備されていて、至る所から源泉が湧き出ており、湯けむりがもくもく。草津の湯畑よりも迫力がすごい。正直、観光地としてもっと有名になってもおかしくない。ここまでの観光資源がありながら人がいない。平日の午前中ということを加味しても少ない。プロモーションが微妙なのか?穴場だ。

道中には猫が沢山いるのだが、最初に迎えてくれたのは長毛の猫風邪をひいた汚い猫。鼻水ダラダラで近づいて来るものだから、観光客が避けていく。おそらく風邪をひいてない時は人間に可愛がってもらって餌なども貰えたのだろう。心が痛くなる。



少し進むと雲仙地獄の中心地の休憩処があり、観光客が温泉卵を購入している。ここには大量の猫たちがたむろしている。地域猫なのだろう。カリカリは定期的に貰えているようだ。争奪戦に勝てればその日は満腹で過ごせる。それが出来ないものは、温泉卵をくれそうな観光客をナンパするしかない。これが雲仙猫の掟のようだ。この日からうちの愛猫ほこりさんがイタズラする度に"雲仙送り"という脅し文句が生まれた。
3湯目、"ちょこっとよかゆ"
すっかり観光地を堪能してしまったが、まだ温泉に浸かっていない。穴場そうな温泉を探して向かう。







比較的新しい施設のちょこっとよかゆさん。人も少なく、今回我々が一番風呂らしい。泉質は自然噴出の酸性・含硫黄・含鉄(II、Ⅲ)-カルシウム-硫酸塩温泉との事。所謂、酸性でキシキシする硫黄臭の温泉でその中に金気臭がある。色がドス緑という点は大変珍しい。もちろん循環消毒なし。
大村にお住まいがあるご年配の方とご一緒になり談笑したが、方言と浴室の反響で言っていることは殆ど分からなく、10分間程度相槌だけで誤魔化した。長湯すると湯あたりする類いのものであったので20分程度で上がった。女湯の方では奥様と妻が一緒だったらしい。お世話になりました。
雲仙ちゃんぽんを食う。
ちょこよか上がりに時間を見ると11時過ぎ。そろそろお昼を探すことにした。
"御食事処 絹笠食堂"さんに伺った。


雲仙ちゃんぽんと皿うどんを注文。こちら、ちゃんぽん・皿うどんというよりクリームシチューのような味と見た目。想像と実物がここまでかけ離れたランチは中々ない。独特で美味しい。
105℃源泉、熱い"小浜温泉"
昼食を済ませ、小浜温泉へ向かう。山道を下り、半島の海岸沿いまで行くと「ほっとふっと105」という、全長105mの足湯がある。



雲仙と同じような湯けむりがもくもく上がっている。ただ、近場と言え、雲仙の硫黄臭とは少し違って温泉らしい香り。ほっとふっとは105℃の源泉温度にちなんで105mらしい。ここには蒸釜や棚田のような源泉がある。高温な蒸気を使った文化が小浜では盛んなんだとか。小浜の街めぐりも中々楽しいそうで、散策してみる。
天然冷鉱炭酸泉が沸く。
ほっとふっと105から内陸の方へ向かって少し歩くと、天然の炭酸泉が沸くところがある。


グレーの沼のような色合いだが、延々とぶくぶく言っている。下からバイブラでぶくぶくやってるような仕上がり。触ってみると冷たく、匂いは特にしない。これが天然なのは凄い。せっかくなら入りたいのだが、今はこの源泉を使っているところはどこにも無いらしい。勿体無い。
4湯目、"YUASOBI"
散策を楽しみ、4湯目"蒸気屋"さんに向かったが、残念ながらやっていない。。ここの楽しみは温泉蒸気によるサウナで、温泉好きサウナーとしては外せないものだったのに。
気を取り直し、観光案内所に良い温泉は無いか尋ねることにした。

海岸沿いにある、新しい貸切風呂施設の"YUASOBI"だ。観光案内所では貸切風呂にサウナがついてるとだけ伝えられていたが、この施設、凄い。なんと蒸気屋さんと同じく、サウナは全部源泉の蒸気。むしろ、貸切できる分、蒸気屋さんより良いまである。


貸切風呂としてもとても優秀で、ひと家族ごとに湯を張り替え。しかも水風呂がついていて、天然水ときた。飲めるかどうか分からず自己責任だがこちらの天然水をガブガブ飲んだ。
温泉→水風呂→内気浴→温泉蒸気サウナ→水風呂→内気浴→温泉・・・これが延々繰り返される。貸切時間1時間では物足りないほど最高な施設。今だにこれを超える施設に出会ったことがない。素晴らしすぎた。


YUASOBIの隣りには温泉スタンドとタンクがある。YUASOBIの貸切風呂の湯はこちらから供給されているが、ポリタンクがあれば同じ源泉を持ち帰ることも可能。羨ましい。



YUASOBIの前には蒸し釜があり、海鮮などの食材を選び食べれるスポットとなっている。残念ながら時間帯的にやっていなかったのだが、そのほか軽食をしながら休憩もできるスポットが周辺に沢山ある。蒸気でせいろ蒸しされた角煮まんとサイダー、アイスをいただき旅を締め括った。
次回訪れる時は1日中YUASOBI辺りで過ごしたいものだ。
2泊3日これでもかと、佐賀・長崎の温泉を楽しみ尽くしたタイパ・コスパよしの大満足の"激安湯めぐり旅行"であった。
都内から行く温泉コスパ旅行(7.函館編)
こんにちはyuです。都内在住・純温泉好きの私が「都内から行く温泉コスパ旅行」と題し、家族との"激安湯めぐり旅行"の記録を残すための日記となります。今回は「函館」に旅行した経験を記します。
海鮮とクリスマス仕様の函館。
12月25日㈪~26日㈫に羽田空港からテイクオフ。毎年恒例となりつつあるが、クリスマスの積雪地帯にわざわざ飛行機に乗って訪れる人は少なく、閑散期なのだ。これに合わせて航空会社は格安プランを提示してくる。リスクを取るものが大きなリターンを得るのだ。(飛行機が飛ばない可能性もあるので注意)

7:55に羽田空港を出発し、9:30には函館空港へ到着した。やはり飛行機は待ち時間を除けば効率的な移動手段。今回はANAのためサービスも良かった。
北海道といえば海鮮。到着してすぐにHAKOYA函館空港ターミナル店へ直行した。


朝食にしては贅沢すぎる海楼丼(980円)を賞味。このクオリティで1,000円を切っており、値段と質のバランスとか色々おかしい。刺身の角が立っていて歯応えがあり、とても新鮮。もう一つ彩コロ丼(980円)も味わったのだが、こちらも同じく美味。少なくとも東京では2,000円はくだらない。地方ならではのコスパを堪能できた。
焦る必要はないのだが、海鮮丼を食べたくてHATOYAに直行したもんだから、空港すら散策していなかった。食後にあたりを少し見回すと、ちゃんとクリスマス仕様となっている。何となく雰囲気を味わい、湯めぐりをしていく。

家族風呂でゆっくり”花家族”
空港からバスを乗り継ぎ、1時間強。最初の湯は”個室温泉花家族”だ。




ナトリウム・カルシウム・塩化物温泉、加水のみ、消毒循環無し。家族風呂なので一家族ごとに全て湯を入れ替え清掃。素晴らしすぎる。湯が張り終わった後も湯口から新鮮な湯が注がれてすごい量のオーバーフロー。洗い場から滝のように湯が溢れていて、勿体ない気持ちになる。自宅の浴槽まで運んでほしい。貸切の時間制限いっぱいまで堪能した。体がポカポカ。
函館B級グルメの頂点”ラッキーピエロ”
身体も温まり、お昼時。花家族から宿の湯の川温泉付近に向かい、近くでご飯を済ます。もともと、函館に旅行に行く機会があったら必ず立ち寄りたかった”ラッキーピエロ”(ラッピ)へ向かうことにした。





ラインナップはこんな感じ。チャイニーズチキンバーガーとオリジナルラキポテ、ラッキーガラナに無料でついてきたミルクセーキを頂く。うんっま!!!と声が漏れる。病みつきになる系の味。もう一生ラッピだけしか食べられなくても良いと本気で思った。
夜の函館を散策。
ラッピを後にして旅館へチェックイン。


氷柱がすごい。謎のキャラクターが横にいるが、彼はなんなのか、全くわからない。
とりあえず荷物を部屋に置いて、湯巡りをしようかと思ったが、既に16時。時間的に湯の川温泉の日帰りはやってない模様。気を取り直し、ベイエリアのクリスマスイベントに参戦しようと路面電車の湯の川線で「湯の川」から「十字街」まで向かった。
湯の川は始発で、妻と広々並んで座れた。街並みを路面電車から眺めながら進んでいくのは楽しい。かつて都内のさくらトラムに2人でよく乗っていた事を思い出す。
徐々にベイエリアに近づくにつれ、人が混み合ってくる。座れてよかったと思いながら、おしゃれした若いカップルの多さに驚く。田舎と侮っていたが、我々夫婦はクリスマスというのにワークマンの防寒具という洒落っ気一つない格好。完全に場違いはこちらの方であった。クリスマスのベイエリアはおしゃれ必須である。




大きなクリスマスツリーに赤レンガの街並み。この日は花火の打ち上げもあり、人が滞留している。人混みが苦手な上、場違いな服装。湯巡りだけ意識した格好の夫婦に居場所は無かったので早々に退散した。
夕食は海鮮系の居酒屋を探す。居酒屋がありそうな函館駅前まで歩いて移動。「魚さんこ」という渋めの居酒屋に入った。


名物のどんこ刺し(肝付き)と海鮮鍋、ガラナで割ったハイボール「函館ハイボール」を頂いた。どんこはカメラ目線でこちらを覗いている。新鮮すぎて今にも動き出しそうだ。味はやや水っぽいがフグのようなブヨブヨ食感。噛むほどに甘めの脂が溶けていくような感じ。不思議な魚だが思い出に残る味だ。
激アツ湯の川温泉"大黒屋旅館"
外の散策は十分。(夜景とか五稜郭とか興味がない)宿へ帰宅した。1番の楽しみは宿の温泉である。




ナトリウム塩化物泉の掛け流しらしい。64℃の源泉を加水なしで、湯量を抑えながら大きな内湯に流し込んでいるようだ。そのため浴槽の温度は激アツ。体感45℃はあったと思う。湯の特徴としては、海が近いからか海水のような独特な香りがしたが、兎に角熱すぎてゆっくり味わえない。窓を全開にして冷まそうと試みるが、外気と内気の温度差で一瞬で霧が立ち、目の前が真っ白になる。これはこれで楽しい思い出となった。
この日は宿のお風呂を堪能して眠りについたが、翌朝もう一度激アツの湯にトライ。身体が慣れたのか、そこそこ浸かる事が出来た。
市場で海産物パーティー。
朝風呂を済ませて8時ごろに宿をチェックアウト。近くの湯倉神社へ向かった。


温泉の神様がいらっしゃるところは出来るだけ立ち寄ることにしているが、ここを外せない理由は"猫みくじ"があるからだ。我が家の愛猫ほこりの健康を祈っておみくじを引いた。吉猫という表現が可愛い。これからほこりを吉猫として拝むことにする。
湯の川線に揺られて次の目的地"はこだて自由市場"へ向かった。

ここの名物は生きたイカを生け簀から釣って、そのまま捌いてもらうというもの。これを楽しみにして来たのに、この日はイカ釣りはおやすみ。申し訳程度に既に切られたイカを買った。
自由市場は海産物の種類がすごく、尚且つ安い。お目当てのイカは食べられなかったがお土産としてホッケとミズダコの足を買って帰った。
お土産も十分仕入れ、最後に寿司を頂くことにした。



自由市場の中にある「すし雅」に立ち寄ったが、1時間待ちであった。平日の朝から回らないお寿司に並ぶ日が来るのは思わなかった。
すし雅は市場で仕入れたネタをそのまま使っており、赤貝に関してはネタがきれたため、店主が小銭を持って市場から仕入れていた。最高の鮮度故、寿司は相当美味い。人生で食べた寿司で一番であった。
寿司待ちの時間もあって、いつの間にか12時。飛行機の時間が迫り、自由市場を出てバスで空港に向かうと、なんと飛行機が1時間程度遅延している。最後は空港で時間を潰す。



Café & Diner FLIGHT FRY(フライト・フライ)という空港のお店で、サッポロクラシックを注文。一杯ひっかけて、最後はガラナフロートでしめた。さようなら函館空港。
今回、湯めぐりと言いつつ2箇所に留まったが、食が良すぎて食べることメインの旅行となった。次はもっとお腹を空かせて向かおうと思う。
2泊3日これでもかと、函館を楽しみ尽くしたタイパ・コスパよしの大満足の"激安湯めぐり旅行"であった。
都内から行く温泉コスパ旅行(6.石和温泉編)
こんにちはyuです。都内在住・純温泉好きの私が「都内から行く温泉コスパ旅行」と題し、家族との"激安湯めぐり旅行"の記録を残すための日記となります。今回は「山梨県石和温泉郷」に旅行した経験を記します。
石和駅周辺を散策。
都内から高速バスで1時間40分。2,200円で温泉地に到着する近さ。手ごろな価格で旅行が出来る甲府エリアは、ぬる湯の宝庫らしい。今回も1泊2日で堪能してきた。
月曜日の10時、バスタ新宿から甲府行きのバスに乗車。バス停「石和」にて下車し、時刻は12時あたり。この日は曇天で傘をさすかどうか迷うほどの雨。まずはお昼の前に近くを散策することにした。


山梨県と言ったらワイン。モンデ酒造の製品は都内でも見かけたことがあるような、ないような。全然意識してなかったけど、いざ酒蔵見学に行けるとなるとそこそこ興奮していた。

ちなみにISO認証工場って表記が食品会社に努める人間としては、製造現場感があってワクワクしたりする。
中に入ると、10月に製造したてのワインや、新商品等が展示されていて、ちっちゃいコップでワンプッシュ試飲できるようになっていた。もちろん全ての展示を回って、スリープッシュくらい楽しんだ。宿で飲むためのお酒を含めていくつかワインを購入。ワインの味の違いが分からない人にとっては、結局こう言うのが美味しいんだよね。

空きっ腹で試飲して、やや酔った。いい加減お昼を食べに向かう。道中に足湯を発見し、最初の温泉に入浴。

汚い足が入り込み申し訳ない。足湯に入ると少し体力が回復する気がするので、気分転換になる。湯は無色透明のトロトロのアルカリ単純泉。癖のない泉質。数名で満員になる程度の小さな足湯であった。
歩いて向かう先は笛吹川目の前にある「お食事処赤富士」。とりあえず、受付を済ませたのだが数組の待ちが発生していた。皆、車の中で待機しているようだが、徒歩組の我々は赤富士の前の笛吹川から、連峰を眺めながら過ごしたりしていた。

残念ながら曇天のため、この程度の景色だが、やることがないので眺めていた。1時間程度並んでいたので、お腹が空いて血糖が足りなくなってくる。「ほうとう如きに時間取られやがって」と内心思っていた。
やっと入店し、食い気味でほうとうを頼んだ。

お腹が空いていたのでなんでもおいしく感じる。山梨で食べるほうとうはこれで人生3度目。正直味の違いは良く分からない。美味しいことには違いない。とにかく量がすごいので一人で食べきるのはなかなか大変で、いつも通り妻の残した分まで平らげた。
食事を済ませ、時間は15時。本日の宿「日の出温泉」は早めのチェックインのため、歩いて向かう。
道中にまたも足湯があった。入浴料200円かかるというぼったくり仕様だったので何となく立ち寄る程度にした。石和温泉の由来が書かれていてなかなか面白い。

石和温泉郷の外れにある宿「日の出温泉」
道草食いながら、”日の出温泉”に到着。山のふもとにポツンと佇む一軒宿。石和温泉郷の中では外れにあり、観光地化が進んでいる中心街とはだいぶ雰囲気が違う。

16時に訪ねると若女将が丁寧に受付対応をして下さった。お人柄がとても良い。夕食は18時半からであったため、まずは入浴することにした。

左右で浴槽が分かれており、右側が石和温泉郷の源泉を引いている様で泉温は40℃程度。源泉から1km程度離れているため、塩素消毒をしているらしいがあまり気にならなかった。左の浴槽は自家源泉でやや色味が異なり放射能を含む37℃程度の不感の湯。湯口からこんこんと湧き出ており、置いてあるコップから飲泉が可能らしい。味はいわゆる温泉水といった感じで、硫黄泉なんかよりずっと飲みやすい。湯治で訪れた5,60代の宿泊客は殆どこちらの浴槽に浮かんで目を瞑っている。私はずっと浸かっているいると少し肌寒くなったので、右と左を行き来しながら楽しんだ。まったく湯疲れしないため、2時間弱ずっと温泉に浸かっていた。
夕食の時間は広間に案内され、家族ごとの机で配膳されているシステム。品数や量がとにかく多く、素晴らしいクオリティ。

実際はまだ移り切れていない品数がある。なにより、これを全て平らげたと思ったら、炊き込みご飯が送られてくる。全て食べ切ったと思った最後に、にゅうめんが運ばれてきたときには苦笑いした。これで満足できない人はまずいない。やっと完食し、食休み後は部屋でモンデ酒造大会を開催し1日目を終えた。
2日目の朝、朝食はこれ。

やはり品数も量も素晴らしい。いつも朝ごはんを食べないのだが、旅行先は別。美味であった。
うなぎも愛する飲めるモール泉”初花”
2日目は日帰り温泉を楽しむ。石和源泉駅に向かい電車で1駅分。春日居町駅から歩いて20分程度。ぬる湯の飲めるモール泉と噂の「初花」へ向かう。
道中はきれいな用水路をたどりながら、果樹園の間をひたすら歩いていく。


観光街を歩くより、こういう道をたどって温泉を入る方が好みである。
途中でベイシアを発見。今である必要は全くないが、何故かどんぐりみたいな帽子を購入した。

寄り道も大概に、やっと初花に到着。


平日の朝10時であったため、人は殆どおらず浴場は広々独泉が出来る程であった。

飲めるモール泉なだけあって、内湯の手前にある浴槽は34℃とかなりぬるめ。湯口にコップが置いてあり色味は薄茶色。正直ほんとに飲めるのか疑う色である。湯量は豊富でオーバーフローしており、夏場は体をプカプカ浮かせながら入るのが気持ちいい。右側の浴槽は加温されており、40℃程度と良く温まる浴槽となっている。
露天エリアはかなり広めな浴槽・寝湯・サウナ・キンキンの冷水樽水風呂・蒸し蔵風呂など、温泉アソートみたいな詰め込み様。良い日帰り温泉施設だが、源泉温度が低いため時期を選んで再訪したいと思う。
湯上りは初花名物うな重。もともと初花はうなぎの養殖場であり、生け簀に使っていた水がぬるく、調べてみたところ温泉であったことから施設が誕生したとの事。故にうなぎが名物となっている。

折角なのでうな重並(4,000円程度)を注文。身はふわふわで脂も程よく乗っている。いつもはコスパ重視なのでこの手の値段は気が引けるのだが、他に食べるものもないし奮発したが、納得の味だった。
初花を余すことなく満喫し、周辺を散策。気になるどころではないスポットを発見。

デカマラである。神様であるのではしょうがない。お祈りをささげた。やっぱり日本は神道の文化が根付いていて、いろんなものを崇めるんだなぁと感心した。
最後はお土産を回収するため、一度石和温泉駅に戻り、レンタサイクルで果樹園に向かう。そこら中に果樹園があり、どこを訪ねたのかはもうわからない。
最初に訪れた場所は外国人の女性の方が売り場にいらしたところ。なぜか免許合宿で立ち寄ったのか?と聞かれた。調べてみるとどーもぼったくりの口コミが多々あり、県外から訪れた人が知らずに買っていき、徐々にレートが上がっていったのか。それでも1200円程度であったがとりあえず話だけ聞いてスルー。
少し先まで自転車を漕いで行くと、そこそこ大きな果樹園に行き着いた。そちらは傷んでいるものは300円程度の激安。ちゃんとしている商品は大体600円から800円。こちらに決めた。親戚向けにたくさんピオーネやシャインマスカットを購入し、その場で「高級ブドウ」と大きく記載された段ボールに入れられ直送してもらった。(やや恩着せがましい梱包となってしまった)次も果樹園選びには気を付けていきたいところである。
お土産の仕入れもそこそこに、石和温泉駅周辺へ戻り高速バスへ乗り込んだ。ありがとう石和温泉。また逢う日まで。