チルのすゝめ♨

温泉・猫・サウナ・岩盤浴

都内近郊のおすすめ穴場サウナ(3.堀田湯)

 

こんにちはyuです。都内在住・サウナ好きの私が「都内近郊のおすすめ穴場サウナ」と題し、スパ体験をお話させて頂きたいと思います。今回は「堀田湯」さんに行った感想を勝手ながら紹介します。

”ほっ”とするサウナ特化型銭湯

東京都足立区、西新井駅から徒歩7分。大きなショッピングモールの裏路地に突如スタイリッシュな建物が佇む施設「堀田湯」。料金はサウナ利用料込みで950円、サウナに特化された新しい設備を導入しつつも、宮造りの建物を活かした作りが懐かしさを感じる”ほっ”とする銭湯です。

首都圏最強サウナ&水風呂な施設

筆者は近所という事もあり、ホームサウナと化している堀田湯。駅周辺こそ新しいビルやショッピングモールが並ぶが、そこから少し歩けば都営団地や古い民家が並ぶ昔ながらの商店街。通りには足立区名物の激安八百屋さん”スワヤ”で賑わっている。そんな中、一際目を引く外装の堀田湯。

外観 何度か訪れた際に撮らせていただきました。

近頃のリニューアル銭湯の中では象徴的なセンス溢れる外観だ。㋚のマークが掲げられているあたり、ネオ銭湯としてサウナに強いこだわりを感じさせてくる。いざ入湯。

浴場へ進むとリニューアルでピカピカの洗い場。シャワー完備で今時のスパ仕様に安心しながら広々使える。基本的にアミニティは別で用意しなければならないが、たまにメーカーからの試供品が置いてあることもある。筆者が訪れた時は何度が試供品を試させていただいたが、それほどまでに堀田湯さんの広告効果は業界でも注目されるのだと感心したものだ。

HPより内湯

露天へ進み、注目のサウナを試す。15名ほどが収容できるサ室のストーブは、沸騰した透明のやかんからオートロウリュが実施される仕様で”茶室”をイメージしたデザインとなっている。室温は95℃前後で特段”熱い”という訳ではない。しかし、やかんから溢れるオートロウリュの威力がこれまた異常。通常のオートロウリュは適量を一定時間サウナストーブにかけ続け、室内に蒸気が満たれるまで続く。しかしながら堀田湯の場合、やかんに入った液が突沸するように大量にサウナストーブへ注がれる。まるで火山の噴火を見ている気持ちにさせられる。

HPより男性サウナ

どの程度の量がやかんから溢れるかによっても変わるが、短時間に大量の蒸気が室内を満たすことにより、上段では普通に火傷をする。筆者はたまたま前日に”進撃の巨人”を見ており、アルミンが高温の蒸気を発する超大型巨人に立ち向かい黒焦げになるシーンを視聴したのだが、まさにそれが走馬灯のように流れた。しっかり肩を火傷し、フラフラになりながら水風呂へGO。

HPより露天

サ室を出て目の前のには深さ160cmの深水風呂がある。成人男性でもつま先立ちで何とか水面に顔を出せる程度。こちらも意識がしっかりしていないと普通に溺れる仕様で全身が強制的に冷却されるイメージ。サウナも水風呂もやりすぎである。

休憩スペースは露天の広々面積を活かして10脚程用意がある。爆熱のサウナからギリギリまで耐えた末、160cmの水風呂へエスケープ。そこから皆ゾンビのように這い上がり、露天のイスめがけて徘徊する。筆者は初めて行った際、ウォーキング・デッドの世界に迷い混んだのかと思う程その光景に衝撃を受けた。今でこそ慣れてしまったが、サウナ―でもこの光景はなかなか見慣れないものである。

施設を利用した感想

恒例となりますなりますが、私が考える良いサウナ施設の観点3つを基準にレビューをしていきたいと思います。

  • サ室&水風呂の質
  • 混雑状況及び導線
  • コスパ

1点目のサ室&水風呂について、まず申し上げなければならない事は”初心者はかなり危険”ということです。リミッターが壊れているとしか思えないほどの大量のオートロウリュ、爆熱の中から逃れ向かう先は、足がギリギリ付くかどうかの160cm深水風呂。タイミングを間違えると普通に火傷しますし、溺れます。(笑)ただ、裏を返すとそれほどまでに振り切ったサウナは中々ないですし、上級サウナ―にとってはそもそもご褒美のようなものです。通常のサウナにマンネリ化してしまっている方にこそ試してもらいたい首都圏最強サウナ&水風呂です。

2点目の混雑状況及び導線について、さすがに人気銭湯という事もあり、通常混み合います。名物のサウナを味わおうとビギナーのドラクエ行為(グループで動き占領する行為)が散見され会話もきこえてきて正直民度は残念といわざる負えません。しかし、営業時間が他の銭湯と比べ長いのが堀田湯の特徴。通常銭湯では15:00~24:00程度が多いですが、堀田湯は土日祝に限ってはなんと8:00~24:00まで営業。早朝の時間を狙えば結構穴場なのです。混雑が苦手なサウナ―はそもそも本施設を避ける傾向にありますし、ビギナーは食事前の昼時・夕時に混み合う。これを避ければ多少人が多くても”洗礼された古参サウナ―”の中で十分に堀田湯を楽しむことが出来るのではないでしょうか。

3点目のコスパについて、銭湯料金500円+サウナ利用料450円と格別安いという訳ではないですが、”ここでしか体験できない設備”が沢山あることを踏まえるとそれなりに満足が行く値段設定に感じます。

まとめ

今回紹介させていただいた「堀田湯」は、古き良き宮づくりに加え、最強サウナ&水風呂を拵えた最新設備で大人気ながらも、比較的空いた早朝営業を行っている「都内近郊のおすすめ穴場サウナ」です。これからも同様に様々な施設を紹介していきますので引き続き覗きに来てくれると嬉しいです。

それでは(@^^)/~~~

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都内近郊のおすすめ穴場サウナ(2.巣鴨湯)

こんにちはyuです。都内在住・サウナ好きの私が「都内近郊のおすすめ穴場サウナ」と題し、スパ体験をお話させて頂きたいと思います。今回は「巣鴨湯」さんに行った感想を勝手ながら紹介します。

流行×古風のハイブリッド銭湯

東京都豊島区、昔懐かしいトラムに揺られて庚申塚駅から徒歩1分。シルバーな雰囲気あふれる巣鴨の街にひっそりと佇む「巣鴨湯」。料金はサウナ利用料込みで950円、昭和風情漂う街に寄り添いながらも、流行の最先端を走るハイブリッド銭湯です。

工夫あふれる最先端設備に和が調和した施設

向かう道もまた風情。近年めっきり減った路面電車”さくらトラム”に乗りながら目的地へ到着。2022年10月リニューアルという事もあり、木目調にデザインされた非常にきれいな外装。

外観 何度か訪れた際に撮らせていただきました。

早速入口には男性サウナ規制中の表示があり人気ぶりが窺える。看板を横目に入室すると、待合室には役所の”あれ”のようなシステム。どうやら受付でもらった番号札を握りしめて順番を待つ仕組みの様だ。”せっかくのサウナなのだから、ととのい難民を生み出すことなく楽しんでもらいたい”という配慮からなのか。そしてここには素晴らしい工夫があった。

巣鴨湯のシステムはオンサイトで待つ必要がなく、混雑状況をリアルタイムで各自の情報機器端末からアクセスできる、まさしくIoTを駆使した最先端トレンド。待ち時間はスマホで確認しながら巣鴨めぐり等、自由度が広がる。

この後のサ飯は何にしようかな?と待ちブラしているとあっという間に順番が回り、いざ入湯。まず驚くのが脱衣場から浴場内部の床が全て琉球畳で覆われていること。

巣鴨湯公式Xより

筆者は以前、下呂温泉郷で有名な旅館”下呂温泉 小川屋”さんへ訪ねたことがあるのだが、その一面畳張りの浴場に天然温泉が湧いている姿に感銘を受けた。広さこそ違えど、まさしくそれを思い出させるような素晴らしい浴場。これだけでも訪れた甲斐があったものだ。

内部の施設はサウナ、水風呂(16℃)、美泡風呂(30℃)、シルキー風呂、内露天、電気風呂、ジェット(座、寝)、外気浴(男)、立ちシャワー、かけ湯、ボディードライヤーと充実のラインナップ。中でもボディドライヤーは他の銭湯ではまず見ない設備。毎度湯上りに身体を拭くのが煩わしいと感じていたが、これを使うとタオルドライの必要ほぼなし。着眼点に脱帽。

肝心のサウナだが収容人数10名程度、毎時20分ごとにオートロウリュがあり100℃は優に超す。ロウリュのタイミングになるとダウンライトがサウナストーブに当たり、静寂の中蒸気が身体を包み込む。是非とも体感してもらいたい極上のサウナ。十分に蓄熱された後の水風呂までの導線もスムーズ。16℃の軟水が身体を包み思わずため息がもれる。

巣鴨湯公式Xより

そして、筆者が最も押すポイントの外気浴。畳張りの床は季節通して足に親切。冬場の床の冷たさとは無縁の設計だ。外気浴スペースにはインフィニティチェアーが2脚も完備されて、加えてその他のイスも腰掛が長いタイプ。天井が吹き抜けとなっており、イスに頭ごと寄りかかり天井を見上げる心地よさは天下一品。一度本施設の外気浴を体験してしまえば、他の施設では物足りなくなってしまうほど。サウナ、水風呂、外気浴とその全てにかなりのこだわりを感じる。”ととのい”に対しての情熱がなければこのような設計に到底たどり着けない。素晴らしいの一言。

 

巣鴨湯公式Xより

施設を利用した感想

恒例となりますなりますが、私が考える良いサウナ施設の観点3つを基準にレビューをしていきたいと思います。

  • サ室&水風呂の質
  • 混雑状況及び導線
  • コスパ

1点目のサ室&水風呂について、外気浴も含め”ととのい”に焦点を当てると全施設で№1と断言できます。まず、サウナですが収容人数こそ10名と少ないですが、やはり入場規制をしているだけあり、オートロウリュのタイミングでも待ち時間もなく、焦らずに広々、自分のタイミングで入ることが出来ます。オートロウリュでは最上階で100℃を優に超える蒸気を味わう事ができ、ロウリュの量もドバドバいっぺんに入れるだけが能でなく、細く長くと、しっかり身体に染み渡るように調整されています。”じわじわなのに激熱”という不思議な感覚です。十分に蓄熱された後の水風呂は軟水のなめらかな地下水。16℃と丁度良い水温で十分にクールダウンした後、上部が吹き抜けになっている外気浴でひとととのい。最高です。

2点目の混雑状況及び導線について、下手に収容するより入場規制し導線を確保している点がとてもありがたい。その結果、上記の通り”タイミングを考えずに自分のペースでととのう”を体現出来ていると思います。筆者は水風呂の後、外気浴スペースの混雑具合にソワソワしてしまう事が多々あるのですが、巣鴨湯では必ず背もたれが高いイスに座れるという安心感。気持ちの面でも質の面でもととのいを後押ししてくれているような感じがします。

3点目のコスパについて、銭湯料金500円に加えてサウナ料金450円。特別コスパが良いという事ではないですが、いつでも”ととのい”を提供できるよう入場規制をかけながら運営していることを鑑みると、たった1,000円でおつりがくるのはありがたいのではないでしょうか。

まとめ

今回紹介させていただいた「巣鴨湯」は、最新設備を兼ね備えながらも、古風な文化も取り入れたハイブリッド銭湯で、その”ととのい”を計算つくされた導線から人気ながらも、IoTを用いて混雑しない工夫がなされている「都内近郊のおすすめ穴場サウナ」です。これからも同様に様々な施設を紹介していきますので引き続き覗きに来てくれると嬉しいです。

それでは(@^^)/~~~

sugamoyu.com

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都内近郊のおすすめ穴場サウナ(1.COCOFURO かが浴場)

こんにちはyuです。都内在住・サウナ好きの私が「首都圏の穴場サウナ」と題し、スパ体験をお話させて頂きたいと思います。今回は「COCOFURO かが浴場」さんに行った感想を勝手ながら紹介します。

2023年開業のデザイナーズ型銭湯

東京都北区、王子駅から徒歩7分。住宅街の坂道を登り向かうとネオンの電飾で彩られた「COCOFURO かが浴場」。料金はサウナ利用料込みで720円、2023年5月にリニューアルしたばかりのデザイナーズ型銭湯です。

サ室の収納力抜群のネオ銭湯

荒川・足立・北区を中心に、昔ながらの銭湯を”ととのいブーム”に乗ってサウナ特化型にリニューアルする流れはここ最近のトレンド。筆者は元々王子駅周辺に住んでいたこともあり、様々な銭湯リニューアルの潮流を”体験”してきた。その中でも比較的最近オープンとなった「COCOFURO かが浴場」さん。懐かしさを覚えながら向かうと、看板とそこからエントランスへ向かう階段が。

内部へ進むと成程デザイナーズ型銭湯と語るだけあり、木目調の意識の高い空間が広がり、”ひと整い”終えた猛者達がイオンウォーターを片手にリラックスしている。その満足気な表情から、入浴前だが施設の充実ぶりは想像できる。施設への支払は券売機による現金。リストバンドをもらい、いざ浴場へ。

浴場内部の印象は「シックで新品」。銭湯のイメージだとシャワーヘッドは固定・身体を流すのは桶、といったステレオタイプなのだが、かが浴場さんはまるでスパ施設。シャンプー・ボディーソープも親切に完備。また、浴場の種類は全部で4つ、入浴剤を使用した日替わり風呂・湯ノ花を使用した電気風呂・水風呂・サ室というラインナップ。

かが浴場公式Xより水風呂

かが浴場公式Xよりサウナストーブ&ルーバー設備

特に注目はサ室の収納力で、おおよそ40名程度が同時に入れるほどのスペース。銭湯でここまで広いサ室を備えているのは中々例を見ない。加えて本施設の目玉である”ミュージックロウリュ”では30分に一度ミュージックに合わせてオートローウリュ+ルーバーからのアウフグースが味わえる。果たしてここは本当に銭湯なのか疑いたくなるほどの個性。これこそがネオ銭湯。なお、ととのいスポットとして外気浴も完備。イスは10脚程度で、サ室の収納力を加味するとやや物足りないのは否めない。

施設を利用した感想

私が考える良いサウナ施設の観点を掲げたいと思います。以前のシリーズ

都内から電車で行ける本物の温泉(総集編) - チルのすゝめ♨

でも同じように基準を記載しましたが、今回はサウナという事で以下の3つとなります。

  • サ室&水風呂の質
  • 混雑状況及び導線
  • コスパ

1点目のサ室&水風呂について、結論”最高”です。サ室は40名程度の収納と文句なしの広さ、そして30分ごとのミュージックロウリュ(オートロウリュ+ルーバーのアウフグース)、15分ごとのオートロウリュと盛り沢山のイベント。一回転10分程度を目安にすれば、どのタイミングでもロウリュにありつける仕様というとても親切な設計です。利用した体感としては、ほとんどの方はおそらく最上段では耐えられない程の湿度と熱波で、十分に体に蓄熱される感覚が味わえる極上のサウナだと感じました。また、水風呂は水温15℃前後で水深が90㎝もあります。加えて4,5人は同時に入れる広さ、地下水利用という事で、もう文句のつけよう無しです(笑)

2点目の混雑状況及び導線について、少し残念なのが”サ室の収容力に対するととのいスポットの少なさ”です。ミュージックロウリュでは毎回40名程度が同時に導線上に乗ることで、外気浴スペースは確実に先約で埋まってしまいます。皆さん浴槽のフチに座ってみたり、シャワーのイスを使ってみたりと工夫しながらととのっています。浴場のスペースも限られているため、これ以上の増設が厳しい現実も含め、率直に少し惜しいなと感じました。しかしながら、お訪ねする時間帯や曜日を工夫すればととのい難民になることは少なく、この手のネオ銭湯のなかで比較的穴場だと感じます。

3点目のコスパについて、銭湯の場合都内ではいずれの施設も520円+αとなりますが、かが浴場さんはなんとサウナ利用が+200円という衝撃の低価格です。ミュージックロウリュまでも付いてここまでの価格ですと正直経営を心配するレベルです(笑)企業努力に感謝します・・・

まとめ

今回紹介させていただいた「COCOFURO かが浴場」は、低コストで話題性のあるミュージックロウリュを体験出来るにも関わらず、昨年リニューアルという事もあり、まだまだ見つかっていない「都内近郊のおすすめ穴場サウナ」です。これからも同様に様々な施設を紹介していきますので引き続き覗きに来てくれると嬉しいです。

それでは(@^^)/~~~

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都内から電車で行ける本物の温泉(総集編)

こんにちはyuです。都内在住・温泉初心者の私が昨年より”都内から電車で行ける本物の温泉”と題し、

  • 泉質が良い(加水・循環・消毒なし)
  • 比較的すいている
  • コスパが良い

という3つの観点でスパ体験をお話させて頂きました。今回はその総集編としてこの3つの観点を含めた総合点から、お訪ねした6つの施設を勝手ながらランキング形式でご紹介させて頂きます。

6位 深谷花園温泉 花湯の森(★★☆☆☆)

HPより深谷花園温泉 花湯の森
  • 泉質(★★☆☆☆)
  • 混雑状況(★★★★★)
  • コスパ(★★★☆☆)
  • 都内からのアクセス(★☆☆☆☆)

ゴルフ場併設の穴場温泉”深谷花園温泉 花湯の森”。おそらく知っている人はかなり少ないはず。解放感あふれる広々した空間に、どこか懐かしい日本庭園。施設全体がチル施設と化していて、贅沢な大人の余暇を堪能できる。深谷駅からバスという事もあり、都内からでは恐らくギリギリ通えるか否かのライン。それでもプライベートスパ施設のような穴場感を味わえるため、通いたくなってしまう魅力的な施設。

☟過去の個別レビュー

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5位 蒲田温泉(★★★☆☆)

HPより蒲田温泉
  • 泉質(★★★☆☆)
  • 混雑状況(★☆☆☆☆)
  • コスパ(★★★★★)
  • 都内からのアクセス(★★★★★)

蒲田温泉コスパ・アクセスは完璧。新橋・品川・東京駅周辺にオフィスがある方は仕事終わりにふらっと行ける距離で、且つ銭湯料金で入湯可能。小さな銭湯ゆえアメニティグッズやドライヤーは別料金で、曜日によってはかなりの混雑が予想されるが、そこはコスパ・アクセス有利の施設の利点。空いている平日を狙って貴重な黒湯の重曹泉を一度は味わっていただきたい。

☟過去の個別レビュー

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4位 杉戸天然温泉 雅楽の湯(★★★☆☆)

HPより杉戸天然温泉 雅楽の湯
  • 泉質(★★★★☆)
  • 混雑状況(★★★☆☆)
  • コスパ(★★★☆☆)
  • 都内からのアクセス(★★☆☆☆)

東武動物公園駅から直行バスとなると、場所によっては都内から少しかかるか。それでもまるで温泉郷に湯めぐりに来たような豊富な浴槽の種類や、混雑を感じさせない広大な面積はとても魅力的。中でも鉄分を含みながらやや硫黄の香りが漂う泉質は首都圏ではほぼ見られない。源泉の香りを味わうために、この施設のつぼ湯だけは是非堪能いただきたい。

☟過去の個別レビュー

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3位 早稲田めぐみの湯(★★★★☆)

HPより早稲田めぐみの湯
  • 泉質(★★★★☆)
  • 混雑状況(★★★★★)
  • コスパ(★☆☆☆☆)
  • 都内からのアクセス(★★★☆☆)

本物の源泉と謳うだけあり、有馬温泉とよく似た鉄分・よう素を含む泉質。かなり濃厚で気を付けなければ数分でのぼせてしまうほど。それほど素人でも違いが分かる本物の温泉だが、それゆえ少し値が張る点は否めない。三郷駅からは少し歩くためか、いつも空いているのも魅力の一つ。お気に入り施設のためあまり紹介したくないのが筆者の本音だが、行ったら必ず後悔しないことは確約する。

☟過去の個別レビュー

kakenagashihotspring.hatenablog.com

2位 百観音温泉(★★★★☆)

HPより百観音温泉
  • 泉質(★★★★☆)
  • 混雑状況(★★★★☆)
  • コスパ(★★★★☆)
  • 都内からのアクセス(★★★★☆)

ウイスキーのようなヨード香漂う百観音温泉はよう素を多く含み、その豊富な天然自噴温泉の湯量を生かし、施設内の浴槽は常にオーバーフロー。完全かけ流し。そんな温泉が駅から徒歩2分、電車のみで行けてしまう。最寄りは久喜駅の一つ先の東鷲宮駅のため場所によっては訪れにくいが、料金も手ごろで混み合わない、いずれの観点もほぼ満点。

☟過去の個別レビュー

kakenagashihotspring.hatenablog.com

1位 かぶと湯温泉 山水楼(★★★★★)

HPよりかぶと湯温泉 山水楼
  • 泉質(★★★★★)
  • 混雑状況(★★★★☆)
  • コスパ(★★☆☆☆)
  • 都内からのアクセス(★★☆☆☆)

なんと言ってもその泉質。七沢温泉郷唯一の循環無しの掛け流し&トロトロのアルカリ泉はおそらく首都圏最高クラス。鈍行で都内から日帰りできる秘湯という点を加味すれば多少の料金やアクセス・混雑は気にならない。観点別の評価をぶっちぎって1位に選出。”都内から電車で行ける本物の温泉”とは正にこの事。100年の歴史を持つその最高の泉質を是非堪能いただきたい。

☟過去の個別レビュー

kakenagashihotspring.hatenablog.com

まとめ

という事で私が思う「都内から電車で行ける本物の温泉」のランキングは以下の通り。

  1. かぶと湯温泉
  2. 百観音温泉
  3. 早稲田めぐみの湯
  4. 杉戸天然温泉 雅楽の湯
  5. 蒲田温泉
  6. 深谷花園温泉 花湯の森

どれも個性があり素晴らしい施設に間違いないことから、ランキングをつけるのは心苦しかったのですが、いずれにしても”全て”が自信を持ってお勧めできるスパ施設です。これからも同様に様々な施設を紹介していきますので引き続き覗きに来てくれると嬉しいです。

それでは(@^^)/~~~

オススメの入浴剤はこちら↓


 





都内から電車で行ける本物の温泉(6.蒲田温泉)

こんにちはyuです。都内在住・温泉初心者の私が「都内から電車で行ける本物の温泉」と題し、スパ体験をお話させて頂きたいと思います。今回は「蒲田温泉」さんに行った感想を勝手ながら紹介します。

昭和の銭湯姿を残した黒湯の名湯

東京都大田区蒲田駅東口から徒歩12分。住宅街に佇む「蒲田温泉」。料金は入湯のみで520円、その黒さからTVでも取材されることの多い”黒湯”の天然温泉を使用した昔ながらの銭湯です。

銭湯の醍醐味を味わえるわびさび施設

住宅街を歩いて訪ねるとまずは大きなアーチ!かなり細道の中、迫力ある風貌です。

鳥居のようなアーチ

天然温泉とは言え、銭湯なので少しこじんまりした印象。入口に置いてある看板がどこか昭和の雰囲気を漂わせています。

外観 訪れた際に撮らせていただきました。

券売機で料金を支払い、中に入ると地域住民でいっぱい!常連客で賑わってました。肝心の湯はというと、名物の黒すぎる黒湯(高温湯・低温湯の2種類)、ジェットバスとガリウム鉱石を利用した電気風呂、サウナ&水風呂&ととのいイス×2と、小規模ながらも充実のラインナップ。

HPより黒湯

HPより電気風呂・ジェットバス


施設を利用した感想

恒例ですが、私が考える良いチル施設とは以下の3つです。

  • 泉質が良い(加水・循環・消毒なし)
  • 比較的すいている
  • コスパが良い

1点目の泉質について、やはり名物の黒湯はとても良い。この黒湯はナトリウム‐炭酸水素塩塩化物鉱泉との事ですが、首都圏ではあまり聞かない分類。いわゆるモール泉で間違いはないのですが、ガスを含む重曹泉という属性も加わって、プラセボかも知れないが少しポカポカするような感覚を味わえました。また、㏗7.9のアルカリ性で、且つ首都圏によくある”強すぎる塩分”という特徴がないため非常に入りやすく、肌も滑らかな感触でした。個人的にはモール泉の最終到達点の一つだと感じました。(観点の加水・循環・消毒の記載は無し)また、電気風呂にあるガリウム鉱石というのは、しばしば天然自噴温泉に含まれている”ラジウム”という成分の原石らしく、浴槽に入れることで人工的に温泉に近い成分を作りだしているのだとか。これは正直、体感では全くわからない(笑)

2点目の混雑具合について、地域住民の普段使用も相まってそれなりに混雑します。サウナ利用の方は混雑により券売機で販売されていないことも多々あるようなので注意が必要です。しかしながら、入浴に関しては譲り合いの精神で浴槽に入れないことはめったにありません。

3点目のコスパについて、一言で”最強”です。銭湯料金は都で決められており一律どこの施設でも520円です。これほどまでの天然温泉をこの価格で入れるとは、蒲田温泉さん恐ろしい。ただし、サウナは+300円で別料金、ドライヤーは3分で20円、シャンプー・ボディーソープは付いていないため要注意。

まとめ

今回紹介させていただいた「蒲田温泉」は、名湯の黒湯をこしらえながらも銭湯価格で提供してくれるコスパ最強施設で、その上質な黒すぎる黒湯は、モール泉の最終到達点の一つとも感じられる「都内から電車で行ける本物の温泉」です。これからも同様に様々な施設を紹介していきますので引き続き覗きに来てくれると嬉しいです。

それでは(@^^)/~~~ 

オススメの入浴剤はこちら↓


 

都内から電車で行ける本物の温泉(5.深谷花園温泉 花湯の森)

こんにちはyuです。都内在住・温泉初心者の私が「都内から電車で行ける本物の温泉」と題し、スパ体験をお話させて頂きたいと思います。今回は「深谷花園温泉 花湯の森」さんに行った感想を勝手ながら紹介します。

ゴルフ場に併設された隠れた名湯

埼玉県深谷市深谷駅のバス停から藤沢公民館下車徒歩11分。懐かしい田園風景の中に佇む「深谷花園温泉 花湯の森」。料金は入湯のみで休日1,230円、ゴルフ場併設のちょっぴり贅沢で大人な空間を堪能できる穴場温泉施設です。

藤沢公民館から花湯の森までの田園風景

静かで大人な余暇を過ごせる施設

深谷名物”深谷ねぎ”の畑を進んで行くと、ぽつんとゴルフ場が。その向かいにひっそり佇むのが花湯の森。たまたま通りかかる人も少なそうな秘境感。どこか渋く、大人な雰囲気を感じます。

外観 何度か訪れた際に撮らせていただきました。

内部はシンプルで、エモさ際立つ木造の長い廊下とそこに面した昔ながらの庭園。岩盤浴や入浴後の外気浴スペースを兼ねていてとても落ち着けます。屋内に入るだけで満足感を味わえてしまうような施設です。

HPより廊下の風景

HPより庭園風景

岩盤浴後に庭園を見ながら外気浴

そんな花湯の森の浴場もまた別格。まず驚くのは、面積だけではなく天井の高い木造の空間です。また、目の前には檜の内湯が一面に広がっていて、左右前方はガラス使用なので採光もグッド。解放感とエモさを併せ持った贅沢な作りです。

HPより大浴場 高さ10メートルの天井

HPより大浴場

また、露天の岩風呂は非常に広大でまるで川。(笑)森林浴と温浴の両方を味わえる贅沢な作りです。特にお勧めは源泉かけ流しの壺湯。ヌメヌメ泉質のアルカリ性源泉を掛け流しで味わう事が出来ちゃいます。

HPより岩風呂

HPより壺湯からの眺め

また、ここに来たならば必ず入って欲しいのが炭酸泉!!なぜか公式HPには紹介がないのですが、ここの炭酸泉は特殊な技術を使っているようで(気になる方は炭酸泉浴槽横の説明書きを直接見てみて下さい)かなり微細で、肌に付着しているのが分からないほど。しかしながら、体の毛細血管が拡張している感覚は通常の発砲した炭酸泉よりも感じられます。一味も二味も違う、身体の芯からぽかぽかしている感覚をぜひとも味わってほしいです。

施設を利用した感想

恒例ですが、私が考える良いチル施設とは以下の3つです。

  • 泉質が良い(加水・循環・消毒なし)
  • 比較的すいている
  • コスパが良い

1点目の泉質について、公式ではナトリウム‐塩化物泉との記載しかありませんが恐らく消毒・循環有りかと思います。ただし、壺湯に関しては掛け流しとの事ですので循環は無し。体感としては、無色透明で湯疲れもしない非常に入りやすい泉質でした。また、冷泉含めた温泉は全て、化粧水のようなトロトロな肌触りのアルカリ性です。肌がすべすべになる実感が感じられます。なお、人工ではありますが、炭酸泉のクオリティはトップレベルです。こんなに効能を感じられる炭酸泉は初めてで、気を付けなければ発汗作用が強すぎてのぼせてしまうので注意が必要なくらい(笑)

2点目の混雑具合について、ゴルフ場併設で車で来る方がメインターゲットな様で、深谷駅までの送迎バスがない点、宿泊施設も併設されていない点、最近までは12歳以下の入湯をお断りしていた点の3つの理由から、温泉利用を目的に来られる人はほぼおらず、今まで混んでるのを見たことがありません。実際私が行った休日の午前中では、岩盤浴・温泉の浴槽・サウナ全てほぼ貸切でした。まるでプライベートスパ施設、正直教えたくないです。(笑)

3点目のコスパについて、料金は入湯のみで休日1,230円、岩盤浴をつけると+440円。時間によってはほぼ貸切なので、貸切風呂・岩盤浴と考えると高コスパ。建物全体の趣きもあり、トータルで考えるととても良心的な料金だと感じました。

まとめ

今回紹介させていただいた「深谷花園温泉 花湯の森」は、ゴルフ場に併設された超穴場施設で、その秘境感から、ちょっぴり贅沢で大人な空間を独占出来ちゃう「都内から電車で行ける本物の温泉」です。これからも同様に様々な施設を紹介していきますので引き続き覗きに来てくれると嬉しいです。

それでは(@^^)/~~~

spa.hanayunomori.jp

 

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都内から電車で行ける本物の温泉(4.杉戸天然温泉 雅楽の湯)

こんにちはyuです。都内在住・温泉初心者の私が「都内から電車で行ける本物の温泉」と題し、スパ体験をお話させて頂きたいと思います。今回は「杉戸天然温泉 雅楽の湯」さんに行った感想を勝手ながら紹介します。

ちょっと温泉旅行気分♪

埼玉県北葛飾郡東武動物公園駅(東口)下車徒歩約3分のバス停から無料送迎バスで約5分。まるで旅行のような気分を味わえる「杉戸天然温泉 雅楽の湯」。料金は入湯のみで休日1,200円。鉄分を含み、硫黄の香りが微かに香る”源泉かけ流し温泉”を含む9種類の豊富な浴槽・サウナに加え、岩盤浴・食事処も付いた盛りだくさんの施設です。

スパの”全て”が詰まった充実の内部

入口 訪れた際に撮らせていただきました。


バスが到着してからの第一声は「広ッ!!」。施設の規模はもちろんのこと、浴場に進むと内湯生源泉湯、シルク湯(乳白色の湯)、アトラクション風呂、水風呂、高濃度炭酸温泉(浮雲)、岩風呂、源泉あつ湯、つぼ風呂、寝湯と9種類もの浴槽があり、正直この施設全部を一日で味わい尽くそうとするとのぼせてしまうと思います(笑)それほど贅沢にスパの”全て”が揃っているなと感じられます。特に露天に関しては広大で、浴槽が川や池に見えてしまう。まるで温泉郷を歩いているようです。なんだか裸で歩き回ることに不安を覚えるほどでした(笑)

HPより露天


そんな広大な露天のど真ん中には、言わずもがな源泉の岩風呂。男性側では45℃の熱い源泉が湯口からドボドボ。流れ着いた浴槽からナイアガラのようにまた一段下の浴槽に流れ落ち、高低差で適温になる仕組み。鉄分を含むため滝は橙色に着色され、まるで鍾乳洞と棚田が合わさったような美しさ。(HPにも良い写真がなく残念です)

HPより露天壺湯

中でも私のお気に入りは、露天にある源泉かけ流しの壺湯。そもそも壺湯は湯の入れ替わりが早く、常に新鮮な温泉が味わえる贅沢な浴槽ですが、本施設の源泉にとって壺湯は特に相性最高。湯口から源泉が超至近距離で放出されるお陰で、微量に漂う硫黄の香りを直に感じることが出来ます。本施設の温泉を味わうにはこの壺湯が一番良い仕事をしていると感じました。

施設を利用した感想

恒例ですが、私が考える良いチル施設とは以下の3つです。

  • 泉質が良い(加水・循環・消毒なし)
  • 比較的すいている
  • コスパが良い

1点目の泉質について、特出すべきは何といってもその濃厚な成分。高張性のナトリウム‐塩化物強塩泉で、鉄分・硫黄成分も含んでいます。首都圏ではかなり珍しい泉質に思います。掛け流しのため加水・循環は無し。消毒については記載はありませんでしたが、濃厚な温泉のため塩素臭は無し。温泉初心者でも違いが分かる温泉だと感じました。中でも硫黄の香りが漂うような温泉は、モール泉中心の首都圏では他に例を見ないのでかなり貴重です。

HPより転載

2点目の混雑具合について、休日だとそれなりに混雑しますが、なにせ施設面積や浴槽が広いので温浴にはあまり困らない印象でした。ただし、どこの施設も同じですが炭酸泉は常に混み合います。また、サウナ・水風呂については並ぶことはないと思って大丈夫です。広い面積を利用した外気浴も完備されていて、ととのいイスも申し分ない数です。ととのい難民になることはまず無いでしょう。

3点目のコスパについて、上述の泉質に加え何よりその広大で豊富な浴槽の種類。「休日1,200円で一日中楽しめる」そんな施設です。高コスパであると自信を持ってお勧めできます!

まとめ

今回紹介させていただいた「杉戸天然温泉 雅楽の湯」は、首都圏では珍しく鉄分に加え、硫黄成分を含む本格温泉でありながら、その広大で豊富な種類の浴槽は、まるで温泉郷に湯めぐりをしに来ているような気持ちになれる「都内から電車で行ける本物の温泉」です。これからも同様に様々な施設を紹介していきますので引き続き覗きに来てくれると嬉しいです。

それでは(@^^)/~~~

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